どうもほうふつです。
お盆、2日前に死んだおばあちゃんの家に行ったのでもう終わったと思っていたんだ。
しかし、何故か今朝、父が急にこう言った。
「今日何時におばあちゃんの家行く?」
は?
この流れは、またおばあちゃんの家に行かないといけないというコト?
知らされていない
しかし、すぐに「12時」と答えた僕。
父の言葉から、一瞬で事を悟ったのだ。
俺の盆がまだ終わっていないことを。
で、車に揺られて小一時間、
田舎にある祖母の家に着いた。
お参りしたらすぐに帰れるかと思っていた。
が、そうはならなかった。
母は言った。
「仏さんを返して帰ろう。」
仏さんを返すとは何ぞや
仏さんって、勝手に帰ってくれないの?
わざわざこの8月のクソ暑い中、また寺の納骨堂に連れて帰らないといけないのが初盆システムなわけ?
熱中症で俺という名の新たな仏さんができるぞ
で、結局納骨堂には行ったんですよ。
やっと帰れる、と思いました。
37℃の猛暑の中、寺の階段上ってたら母が「あっあそこにさなぎがある」とか言ってこの状況下において死ぬほどどうでもいいさなぎをゆっくり観察し始めた時には実母の息の根を止めようかと思いましたが、なんとか帰れることに安心しました。
で。
父方の祖母&祖父のところの盆に行かないといけないという話が急浮上し行った
親よ。
お前らは話が唐突過ぎるぞ。
何故、あらかじめ今日の移動スケジュールを説明しないのだ。
そして、祖父母。
あんたらも大概である。
何故俺が
「おいさん」と呼ばれる謎の故人
の盆参りをしにあんたらの家に行かないといけないんですか?
誰ですか?
「おいさん」とは誰ですか?
昔から思ってたけど、何故その人の仏壇が祖父母の家にあるのですか?
物心ついた時から
「おいさんは鯖でもアジでも何でも魚の骨を噛み砕いて食べよったね~」
という文脈でのみ語られてきた「おいさん」は、俺にとって
「魚を全部食べるらしい人」でしかない
のですが。
しかし、それでもなお。
お参りは必要なのです。
そう。
それが日本の夏、Bonシステムだからさ。