なんで口がうまい人を信用できなくなったのか。
それは、入社面接で会社のエラい人にめちゃくちゃ褒めそやされて実際に入社したら色んな意味でめちゃくちゃな仕事をさせられたからです。
僕、既卒で前所属してた会社に入ったんです。
それまでは、就活はイヤな思い出しかなくて、特に面接に通らないのが苦しくて息絶え絶えみたいな。
でも、前いた会社の面接では、めちゃくちゃに褒められました。
今すぐ入社してほしい!みたいなことも言われました。
で、僕ってめちゃくちゃ疑り深い性格なんですよ。
そう簡単には褒められても「何か裏があるに違いない」と思って喜ばない人なんです。
しかし、当時面接をした相手は、めちゃくちゃ口がうまかった。
その会社の執行役員だったんですが、まるで接待のように僕を称賛した。
……疑り深い性格なのにその時は天にも上るんじゃねーかと思うくらい、めちゃくちゃ嬉しかった。
で、実際に入社したら、
いきなり派遣の派遣(違法)をやらされ、
いきなり超大手の外資系製薬会社で何の教育も受けてない未経験なのにITの専門的な仕事をやらされ。
ひどい環境でした。今思えばね。
でも、その執行役員は、ほんとに口がうまくて。
よく分からないけどめちゃくちゃ褒められたし良い会社だ!とか思ったんですね。入社当初は。
この経験から、
この世には、想像を絶するくらい口がうまい人がいるということを学びました。
だから、それ以来は
口がうまい人→信用できない
というふうに思ってます。
プロのお笑い芸人顔負けの話術、接待スキルを持つサラリーマンというのが、この世界には存在するのです。
その執行役員の年収は、本人いわく1600万円でした。
まだ当時33歳だったのに。
でも、今はそれに関して何の疑問もない。
話術が天才的に優れている営業の人間は、この日本ではめっちゃ稼げるようになっているから。
自分は正直少しだまされたような気分があるけれど、この日本社会というのがそういう人が会社の上にのぼっていくシステムになっていることは、認めざるを得ない、揺るぎない真理だと思っていて、もはやいちいちそれについて批難したりしません。
で、なんでこんなことを記事に書こうと思ったのかという話なんですが、
雨上がり決死隊の宮迫が謝罪動画をYouTubeかなにかにアップしたと聞いたことがきっかけです。
この人はプロ中のプロのお笑い芸人、そして俳優までこなしてみせる人間なわけですよ。
その謝罪動画見てないんですけど、
何故その動画を見たくないか自己分析したところ、前勤めてた会社の面接を担当した役員がめちゃくちゃ話術すごくて、それに懲りてしまい、もはや俺は口がうまい人間を信用しなくなってるんだな〜と。
それで色々思うところがあり、今回の記事を書くことになった、みたいな感じなんですよ。
でも、僕は若いうちにそんな人間に出会って良かったのかもしれません。
もっと大人になってそのことを知ることになったら、家庭があるのにだまされてお金を失ったりして取り返しがつかないハメになってたかもしれないし。
まぁちょっとそういうことを思い出したよ、という記事でした。
以上!