どうもほうふつです。
ツイッターで、「双極性『障害』という名前は差別を助長するので、『障害』の部分を別の呼び方に変えましょう」みたいなことを主張している人たちがいます。
これに関して、僕は、「あまり効果はない」と思っています。
端的にその理由を言うと、
「『障害』という言葉を別の言葉に変えたら差別をやめる人は、バカだけ」
だと考えているからです。
なんか、双極性障害っていう病名が別の名前に変わったら差別しなくなる人たちって、ごく少数のかなりバカな人たちだと思うんです。
だって、病名の呼び方が変わっても、病気の内容に関して言うと本質的には何も変わらないじゃないですか。
それで差別をやめる人というのは、現在「双極性障害は障害ってついてるから俺は差別するぞ!」な人のはずですよね。
だから病名から障害という言葉がなくなったらそういう人たちは差別をやめるんですよね?
「障害ってついてないから差別しないぞ!」ってね。
そんな本質を見てないバカは、あまり存在しないと思うのですよ。
双極性障害の患者を差別する人たちのほとんどは、病名からじゃなくて、病気の内容からして差別をしていると思います。
つまり、病気の本質をファクターとして差別を行っていると思うのです。
差別する人たちを僕たち双極患者の「敵」だとすると、
ほとんどの敵はそんなにバカじゃない
そう僕は考えています。
名前を変えることに全く意味がないと思っているわけではありませんが、効果があるとしてもわずかなものだと思います。
では、どうしたら差別をなくせるか。
これは難しいところで。
世の中の全ての人から差別というものをなくすのは、実質無理なんじゃないかと思います。
ただ、僕はこう考えています。
すなわち、「自分の周りの人たちの理解をまず得よう!」ということです。
世の中全ての差別をなくすという目標は、あまりにも高いハードルだと僕は思っています。
それに比べたら、家族や近しい友達にだけでも理解を得るように努力する方がまだハードルは低いはずです。
ただし、これすら難しい人もいます。
どうしても親が、どうしても友達が理解してくれない!という双極患者も、たくさんいるのです。
この問題はどうすればいいのか。
正直、分かりません。それが簡単に分かったらその人たちは苦労していないのです。
ただし個人的には、あまりにも身内の差別がひどい場合はたとえ家族でも縁を切ることを考えてみるべきかもしれないと思ってはいます。
理解を示してくれる度合いにもよりますが、
例えば
「キチガイ」
などと言ってくる親は、あまりにもひどいので絶縁した方がいいかもと。私見ですが。
親が双極を理解してくれるまで待つ、耐えることは重要です。
しかし、あまりにもひどく「見込めない」場合は、最悪自分が命を絶つくらいなら親から離れた方がいいと僕は思います。
「敵」は、そんなにバカじゃない。
だからこそ病気を理解してもらうのは大変なのです。
ものすごく難しい問題ですが、ただ一つ言えるのは、理解してもらえず辛くなって自殺するのは人生がもったいないだろうということ。
何か別の選択肢を考えてみることが重要になってくると思っています。
ではでは~!
ほうふつ拝