本屋さんって、大体同じような種別の本を同じコーナーに置いてるじゃないですか。
例えば、英語関連の本は、まとめて同じ棚にあったりしますよね。
同じ棚、同じコーナーでも、置かれているそれぞれの本の出版社はたいていバラバラです。
同じ出版社で本の置き場所をまとめていることはあまりないですよね。
しかし!
新書に関しては、事情が違います。これが今回のテーマです。
新書って、他の本と違ってなぜか出版社別にコーナー分けされてるんですよね。
Why!?
すごく本を選びにくいよ!
例えば、宇宙関連の本は宇宙関連の棚でまとめて欲しいのですよ。
でもたいていそうはなってなくて、
「岩波新書コーナー」
とか、
「PHP新書コーナー」
とかいうふうに本の置き場所が決まってるわけ。
ふつう、出版社ごとじゃなくて、読みたいジャンルの本でまとめて欲しくないですか?僕だけ?
何なんだろうね。出版社たちの隠された思惑があるのかな?でも新書だけ?
なぜ出版社別に棚が分かれているのか、僕には想像もつきません。
ただ、今日実は英語の教材を買うために大型書店に行ってきたのですが、
「何か新書も読みたいな〜」と思って新書コーナーに行ったところ、やはり新書の棚の前で立ち尽くしました。
どこに欲しい本があるのか分からん……と。
しかし、そもそも欲しいような本なんてないんだよね。ただ何らかの新書買って読もうと思って来ただけだから。
で、結局、ジャンル分けが全くされていない棚をジロジロなめまわすように見てたら、面白そうな本が見つかりました。
それは、「ナチ・ドイツと言語ーヒトラー演説から民衆の悪夢までー」(宮田光雄著、岩波新書)という本でした(書名とかどうでもいい)。
結局それを買って家に帰ったんですけど、
今自分の行動を振り返ってみて、ひょっとしたら「新書コーナーの謎」が少しだけ解けたかもしれないぞ……と思いました。
なぜ、新書コーナーは本のジャンル分けがされていないのか。
ズバリ言うと、恐らく、僕みたいなヤツばっかりだからです。
すなわち。
多分、新書を買う人の多くが、今回の僕みたいに、「何らかの新書を買おう」と思ってコーナーに立ち寄っているのです。
他の本だったら、「英語の本ないかな」「法律の本ないかな」というようにまず欲しいジャンルの棚を探しますよね。
しかし、新書の場合は恐らく、「このジャンルの新書を買おう!」と思って棚に向かう人は少なく、多くの人が「なんとなく新書買うか〜」という、ふんわりした(?)意思でコーナーに立ち寄っているのです。
またある意味では、「新書」というのは例外的に、「語学」とか「医学」とかと同列にジャンル分けされていると言えるのではないでしょうか。
新書の中にも色んなジャンルがあるのですが、新書は新書で一つのまとまりなのです、多分。
結局、「なぜ出版社別なのか」という疑問に対しての答えは思いつかないのですが、
まぁ調べたらふつうに出てくると思うので気になる諸君は各自ググりたまえ(急に上から)。
ではごきげんよう!(^^)