双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

双極性障害なりたての方へ!

こんにちは、ほーふつです。


今回は、双極性障害なりたてビギナーさんに向けて、僕が思うところを色々書いてみようかなと思います。

といっても、完璧なお手本になれる訳ではないです笑

ただ、これだけは知っといた方がいいよ!と思うこともあるので、書きます。






まず、双極性障害ですが、自立支援医療の制度が適用されます。年収にもよりますが、大体精神疾患の通院の保険料が三割から一割に変わります。


また、お薬代も一割になります。これがでかい!

双極性障害で使われるお薬は、結構高いです。


特に、ラミクタールという薬は、バカ高い!

ラミクタールを含めた二週間分のお薬代は、僕が三割で払っていた時は5000円近くしました。

自立支援に入ると、1500円くらいには抑えられます。1500円でも高いですが、入らないと損!


あと、サラリーマンの方たちが知りたいところだと思いますが、自立支援医療に入っていることは基本的には会社にバレません。

自立支援医療はかなりスバラシイ制度なので、絶対に使った方が良いです!





また、障害者福祉手帳が取れます。


取るのに抵抗がある人も多いと思いますが、双極性障害だと診断されたらほぼ間違いなく取れないことはないし、なにより割引が充実しています。

例えば交通機関が半額になったり、映画が1000円になったり!

一番すごいのは、大体の博物館、美術館がタダで入れるところです!ふつう特別展示だと1500円くらいザラにしますよね。タダです。


これも、会社バレしません!






あとは、障害年金ですね。これはちょっと取るのが難しいです。


僕は障害年金2級で、毎月あたり66000円もらえます。しかも非課税。



ただし、必ず受給できるとは限らないです。

簡単に説明しますと、初診の病院と現在通っている病院から書類をもらい、作成しないといけません。

また、所得証明書も必要です。


何度も病院に行って医師に診断書を作ってもらったり、年金事務所に通ったりなどと、めちゃくちゃめんどくさいです。特に、症状が重い人はこの一連の取得手続きをするのに多大な労力がかかると思います。


ほんとに、めんどくさいし疲れます!ゆっくり進めた方がいいと思います。



また、社労士に頼るのも手です。
お金はかかりますが、プロに頼むことにより労力の削減ができます。

また、僕は自分で全て手続きしたのではっきりとは言えませんが、受給できる可能性が高くなるように書類を作ってくれるはずです。


この障害年金ですが、最長5年前まで遡ってもらえる可能性があります。

つまり、66000円×60か月が手に入るかもしれません。これは相当でかいです。


実家に世話になっている僕が感じる障害年金のメリットは、親に少しでもお金を渡せるところかなと。

無銭で実家の厄介になることに後ろめたさを感じる人もいると思いますが、僕の場合は少し払うだけでも自分の心の負担がだいぶ軽くなりました。


このブログでは過去記事に障害年金のことに関して口を酸っぱくするほど書いてるので、そちらをまさぐり見てもいいかもしれないです。


また、意外とあまり知られてないことですが、20歳前に発病した人も障害年金は受け取れる可能性があります。

そもそも何故20歳前の話になるかというと、障害年金は「年金」の一種なので、基本的にはこれまで滞納なく年金を納めている人しか受給対象にはならないからです。

で、年金って20歳から納めるじゃないですか。

ということは、ふつうに考えたら初診が20歳前の時点では年金を一円も納めてないため、もらえないんじゃないか……と思う人がたくさんいると思われるのですが、


大丈夫!


制度として、年金を20歳過ぎてから受給しようとして初診が20歳前の人は、20歳前に年金を一円も納めてなくても受給の可能性がある対象者です。(もちろん絶対もらえるわけではないです)



また、障害年金は、これも当ブログで何度も言及してますが、使いみちが自由です。
ここが、生活保護とは全く違う特徴です。

医療費や生活費だけに使わないといけないとか、そういう類のものではないです。自由に!使えます!



そして、障害年金も会社バレはしません!







さて、ここまで色々書いてきましたが、
もう一つ、今回の記事で一番僕が双極ビギナーの人に伝えたいことがあります。



それは、どの手当も、受けるのに尻込みする必要はないということです。


「こんなに特別っぽい手当を自分が受けていいのかな……?」と思う人は結構多いと思うのですが、


あなたの病気は、そんじょそこらの軽い病気とは違います。

がっつり社会保障の対象です。


双極性障害は最初うつと判断され、数年後に双極に診断が変わることがほとんどです。なので、ある意味「だいそれた」手当ての対象に自分にあてはまるとは思いにくいかもしれません。


しかし、双極性障害と診断されたならば、自分は国の支援に十分値する対象だと、思っていいです。それだけの病気なのです。






以上ですが、最後に付け加えを。


障害者だと自認するかどうかは、あなたの気持ちの問題が大きく関わっています。


双極性障害と診断されても、上に上げたいくつかの手当を受けていても、必ずしも自分を障害者だと自分で無理に認める必要はないです。


診断されたなら、あとは自分の心の問題です。自分を障害者だと思わないといけない!ということは全然ないと、僕は思ってます。何度も言いますが、「障害者なのかどうか」はあなたの心の話なのです。


だから、極端な話、双極性障害の診断を受けても、手帳、自立支援医療障害年金の手当を全てもらっていても、障害者だと自分を認めたくない人は、無理にしなくていいと僕は思います。心の問題ですから。


ただ、僕は自分を障害者だと割り切ってしまっているのですが、それはそれで新しい世界が見えます。障害者と自認するのも、悪くはないと僕は感じています。



ではではこれにて!どうぞご自愛くださいね!

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