双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

双極になることを自分で選んだわけじゃない、だけど……

僕はファイナルファンタジーシリーズがまぁまぁ好きで、といってもまぁ、1と7と8と10しかやったことないんだけど、

ファイナルファンタジー8に僕の好きなセリフがあります。生きる指針となっているものの一つといっても良いかもしれない。


それが、アーヴァイン・キニアスという青年のことばです。




「ほら、よく言うだろ~? 人生には無限の可能性があるってさ~。僕はそんなの信じてないんだ」

「いつだって選べる道は少なかった。時には道は1本しかなかった。その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が、僕をここまで連れてきた。だからこそ僕はその選んだ道を…、選ばなくちゃならなかった道を大事にしたい」
ファイナルファンタジーⅧより抜粋)







これ、100%同意なんだよね僕は。自分の人生に照らし合わせてしまう。



人生に無限の可能性があるなんて、ウソだ。

もし本当にそうなら、僕は双極性障害にならない道を選択できたはずだから。


どんなに努力しても、まるでなにか、自分ではどうにもならない大きな力のようなものが働いて、ある一つの道を選ぶ、というか選ばされることもある。


高校、大学での不登校や、留年、仕事をやめざるをえなかったこと。全て、自分が好きで選んだ道じゃない。


でも、そういった嫌な選択の繰り返しが、自分をここに連れてきた。


双極にならなければよかったと思わない日はない。

辛かったし、今だって辛い。


でも、これまでのあらゆる選択の積み重ねが、今の自分を構成してるんだよね。



双極になってなかったら出会うことのなかった人たちに会えた。


辛くても、障害者の視点を得て新しい世界を生きられるようになった。


病気を受け入れて、きっと病気にならなければこんなに英語を勉強して、翻訳者になる道を目指そうとは思わなかったし、サラリーマンとして生きていっていたと思う。


双極になって嫌なことが多いのは間違いないんだけど、そのことは僕に新しい人生を運んできた。


そう考えると、双極になることや、それによって苦しむ道を選ばざるをえなかったことも、僕の今を作っていて、大事なことだったんだよね。


このアーヴァインのセリフをたまに考えては、そう思ってる。



これからまた嫌なことがあって、なんでこんなことになるんだろう、嫌だなと思うときは必ず来る。


でも、ふとしたときにこのセリフを思い出して、今まで得られてきたことを振り返り、自分がこれまで人生の中で行った選択を、大切にしていきたい。





まぁ、しんみりなっちゃったかもしれないけど、今回は以上です。ありがとうございました!


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