双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

うつの時に遊ぶのって、何か悪いかい?

うつ病とか双極性障害って言ってるけど、うつなのに遊んでるじゃん」「本当にうつなら、遊んでないで休んだら?」という人がいますね。

 

今回は、「私、うつなのに遊んじゃいけないのかな...」というふうに悩む方に向けて、「遊びたいなら遊ばにゃ損々!」という私の持論を述べたいと思います。

 

(ただし、うつと診断されていないのにうつだと言っている人については、今回の「遊んでいいか悪いか」という議論の対象にはしません。)

 

 

 

まず、私はこの手の話で多くの方が見逃しがちなのは、「うつ」の定義とは何かということだと考えています。

 

これは、実は定義が多少ややこしいです。

 

医学的には「うつ」というのはある程度定義されています。定義があるからこそ、その定義に当てはまるかどうかで医師が診断を出せる、という事実からもそれは明らかです。

 

しかし、現代において「うつ」というワードは一般に馴染み、もはや医学的な定義の範疇を超えています。

 

それは言ってしまえば、事実上「うつ」というワードには少なくとも「うつと診断された状態」「現在うつの状態」の2通りの意味があるということです。

 

以下、この2つについて説明していきますね。

 

 

「うつと診断された状態」というのは、ある人が医師にうつ(ここでは双極性障害のうつも含めます)の診断を受けた状態にある、というものです。そのままですね。

 

「現在うつの状態」というのは、実際に今うつの症状が出ている状態にある、というものです。これも、そのままですよね。

 

 

で、さらに言うと、「うつと診断された状態」というのは、必ずしも「現在うつの状態」とは限らないのです。

 

要するに、うつと診断された人が、ずっとうつ状態な訳ではない、調子が悪くない時もある、もっと言えば元気な時もあるということです。

 

 

また、「現在うつの状態」でも、遊べる程度にうつな時と、遊ぶことができないくらいうつな時があります。

 

 

 

 

で、「遊んでいいのかどうか」という話ですよね。

 

まず、うつと診断された人が、うつ状態じゃない時に、遊んで何が悪いの?と私は考えます。

 

また、うつと診断された人がうつ状態でも、遊べる程度に元気な時に、遊んで悪いかい?という意見を持っています。

 

 

そもそも、うつ状態が遊べないくらいひどい時は、遊べないのです。遊ぼうという気持ちになっているということは、そこまでひどくないということなのです。

 

 

つまり何が言いたいかと言うと、「ひどいうつ状態で休まないといけないのに、能動的に遊ぼうとする」という状況は、ないということです。

 

 

 

ただ、こんなことを言うと、「調子がそんなに悪くない時に遊んじゃって、それのせいでうつが悪化するかもしれないじゃん。現在うつ状態なら、家で何もせず安静にするべきだよ」という意見を持つ方が出てくると考えられます。

 

 

これは、一見その通りのようで、その通りではないです。

 

 

それは何故か。

 

 

普通に考えて、

 

「家で引きこもって何もしない」のと、「外出して遊んだり、家にいたとしてもゲームしたりする」の、どっちが健康的ですか?

 

断然後者、だと私は考えます。そういうことです。

 

 

よって、うつでも遊びたい時は、遊ばないと損です。

 

遊んでいいかどうかで悩んでいる人、遊べる時に遊びましょうね。

 

 

 

 

で、ここまでの説明を読み、それでもなお「うつの人が遊ぶのはどうか」と思う人。

 

 

はっきり言って、うつやうつの人に偏見があると思います。

 

そういう人は、文句言いたいなら、僕が暇な時にでも遊んであげるよ。

 

 

以上です!読んでいただきありがとうございました!