奇跡って、実は人生の中で結構起きてると考えてまして。(宗教的な話でなくね!)
例えば宝くじが当たる確率はとても低いんだけど、それと同じくらいの確率でしか起こらないような出来事って、意識されていないだけでみんなの人生の中で結構頻繁に起きているもんだと思うんですよ。
それが、自分にとって良いことだったり悪いことだったりすると目立ちますよね。でも、目立たないけど起こる確率が年末ジャンボ1等当選並みの出来事は、ひょっとしたら毎日だって起きていると言えるんじゃないでしょうか。
例えば、あなたが今日町を歩き、ある知らない誰かとすれ違う確率は、実は宝くじ1等並みのものかもしれませんよね。
そう考えると、私たちの人生の大半が、起こる確率がとても低いことの連続でできている...そうとも言えるのではないでしょうか。
などと、数字に強そうと思われたいがための薄っぺらぺら薄皮甘皮アピールをしたところで、本題に入りましょう。
今回は、これまでの私の人生で起こった奇跡を3つ、紹介します。
その3つの奇跡を、起こる確率が高いと思われる順に紹介していこうと思うのですが、
あらかじめ言っておくと、最後に説明する1位の奇跡は、他の2つとは段違いの奇跡さです。
1位の奇跡の内容を聞いたら、どんな人でも「ウソでしょ、ホントにこんなことあるのかよ!」ってお口を大きくあんぐりしちゃうでしょう、カバのごとくね。
万が一それであごを外さないよう、片手であごを押さえながら読んでいくんだよ。
「お前の奇跡の話のせいであごがモゴモゴモゴ(⇐あごが外れてちゃんと話せない)」、とかコメントに書いてきても、私は一切あなたのあごの責任は取らないからね。いいね!?
はい、やたらあごあご言ったところで、早速3位の奇跡から紹介しましょう。
3位の奇跡
「大学生の時、東京に遊びに行ったら上野で中学高校の時の友達が道を歩いているところにたまたま出くわした」
これは、まぁまぁ驚いたよね。
地方から東京に遊びに行って、なんとなく上野をブラブラ一人で歩いてたら、やたら既視感のある後ろ姿が前を歩いていたんだね。
それが地元の中高でかなり仲良かった友達で、東京の大学に進学した奴だったの。
東京のどこに住んでるかも知らなかったし、そいつ普段は上野には滅多に来る用事がなかったらしく。
すごい確率だねって言いながら二人とも思わぬ再会にテンションぶち上がって、その後即飲みに行ってベロンベロンになったよね。足元フラッフラのまま帰りの飛行機に乗って地元に帰りました。
その節はごめんよANA。
まぁ、これもこれでなかなかの確率だけど、1位の出来事のすごさはこんなもんじゃないからね。1位が起きる確率に比べたら、こんなの逆に必然に感じちゃうから。
では次、2位の奇跡です。
2位
「東京に進学した高校時代の大親友の当時の彼女が、たまたま私の当時の彼女の幼なじみであることが判明した」
正直これはもう、驚き過ぎて引いたよね。
東京のその親友の家に泊まりに行ってお互いの彼女の話をしていたら、出身の都道府県がどっちの彼女も一緒っていうことが分かりまして。
そのまま話を詰めていったら、どうやらどっちの彼女も同じ高校出身でしかも同い年だということが判明したんだね。
さらに彼女らの学校は、小中高一貫の私立校で、一学年に一クラスしかなかったらしく、あとで当時の彼女に聞いたら、6歳くらいから18歳までずっと同じクラスだったわけ。
正直言って、ここまでくるともう怖くなるくらいの確率だよね。
でも、恐ろしいことに、1位の奇跡はさらにその上をいくんだね。
さあいよいよ、私がこれまでの人生で体験した奇跡ベスト1を発表しましょうか。
これは、ほんとうにすごいからね。
みんな、さっき言った通り、ちゃんとあご押さえてる?ナメてると、外れるどころか床にボトって落下する可能性もあるからね。
僕、責任取れないからね!
ではいきます。以下、私の人生における最大の奇跡です!
1位
「中2くらいの時、家族で夜ごはんを食べながら『そう言えばポディマハッタヤさんっていたよね?』という話をしていたところ、ふとテレビのチャンネルをNHKにした瞬間画面にポディマハッタヤさんが映った」
どうです皆さん!?
すごくないですか!?
これぞ奇跡です!!
だって、ポディマハッタヤさんだよ!?
たまたまポディマハッタヤさんのことを思い出して話をしてるときに、テレビにポディマハッタヤさんが出るってあんた、この世にこれ以上の奇跡がありますかいな!!!
僕、まだ20代後半とはいえ、人生この先絶対ないよ!?こんな奇跡!!!
はい、めっちゃすごかったね!以上、私の人生で起きた奇跡のベスト3でした!See you again!
え?
ポディマハッタヤさんって誰かって???
知らないの!?あのポディマハッタヤさんを!
小学4年生の国語の教科書の読み物に出てくる、日本のみんなが使う鉛筆作りのため、スリランカの鉱山でひたすら黒鉛を採掘することに人生をささげていることで超有名な、あのポディマハッタヤさんを、ご存知ないと申されるのか!??
毎日豆カレーを三食食ってる、あのポディマハッタヤさんを!?
なんてこったい!そんな人がいることは全く想定していなかった!
今回の記事は、失敗だ!
まさか、ポディマハッタヤさんを知らない人がこの日本にいるなんて!
ああ、あなたたちに見せたい!ポディマハッタヤさんの雄姿を見せたいよ僕は!
彼の採掘シーンを切り取った一枚の写真、彼の勇ましい生きざまが全ておさめられているとも言っても過言ではない、あの写真を見せたい!
くそ、著作権法さえなければこの場に画像をアップできるのに!フリー素材にポディマハッタヤさんの画像はないんだ!(調べてないけど!)
読者さんたちに自分で「ポディマハッタヤ」でググってもらうしかないのが実に口惜しい!
嗚呼、僕に法をおかす勇気さえあれば!
ちくしょう!
え?ほとんどの読者がポディマハッタヤさんなんて知らない?
そうか、それは仕方がない。確かに、僕が小学生だった時の教科書とあなたがたの時の教科書は、内容が違うのかもしれない。
読者みんなが分かる話をしないといけなかったね。
私の非を認めましょう。
ただ、これだけは言っておきたい。
上記で、
1位
「中2くらいの時、家族で夜ごはんを食べながら『そう言えばポディマハッタヤさんっていたよね?』という話をしていたところ、ふとテレビのチャンネルをNHKにした瞬間画面にポディマハッタヤさんが映った」
っていう文を見たとき、
大半の読者さんたちの反応は「???」だったことでしょう。
ただ、ポディマハッタヤさんのことを知っている読者さんは、その文を見た瞬間、
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
ってアホみたいに叫びつつ、開いた口がふさがらないどころか開けすぎて下あごが落下しフローリングに突き刺さったことをね!
以上、「ポディマハッタヤさんがくれた奇跡」でした!バイバイ!