双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

双極性障害の私の自作曲その1(ピアノ曲)

今回の話に入る前に、まずはこちらをお聴きください。

 

 

はい、ありがとうございます。

多分聴かなかった方が9割以上だと思いますが、全ての皆様に聴いて頂けたという前提で話を進めて参ります。

 

お察しの良い皆さんならお分かりのこと、上の曲は私の自作曲となります。というかタイトルにもそう書いてあるのでお分かりにならなかった方はもう少しお察しを鍛える必要があるかもしれませんね。

 

これは、私が2014年の秋ごろに作った曲です。私にとっては当時の地獄ぶりが思い出される悲しい曲なのですが、聴いて頂いた皆様にはどのように感じられましたでしょうか。

 

2014年、私は卒業を控えた大学生として、就職活動をしていました。これについて詳しく書くと本題から外れまくる長い話になり、私の文章力ではコントロールできない壮大なドキュメンタリーに発展しそうなので割愛しますが、端的に言うと、面接に落ちまくる、まさに落ちこぼれ就活生でした。

 

就職活動で企業にアピールできるスキルが何もないと思った私は、特に求められる資格がなかった営業職に志望を絞っていたのですが、これが完全に社会を知らないが故の過ちでした。営業は適性が特にシビアで、スキルがない人が仕方なく志望するべき職種というのはとんでもない誤りだったのです。

 

よくある話ではありますが、私も、周りの友達が次々と内々定を獲得していく中でどんどん孤立状態に近づき、最終的には一人取り残されました。そこまでならまだ良かったのですが、10月頃、追い打ちをかけるようにうつがやって来てしまったのです。

 

うつ状態になると外出や普段できていた作業がままならなくなるため、就活をすることはおろか、大学の授業を受けることもできず、もっと言うと一人暮らしだったので食事をちゃんととることすらできず、心身ともにやせ細っていきました。

 

うつが来たことで、就活どころか卒業さえ危うい状況で(実際留年しましたが)ほとんどふとんに座ってぼーっとしてるだけの生活を送っていた期間は、私の人生の中でも五指に入る凄惨な時期でした。そんな辛い時期に作ったのがこの曲なのです。

 

私が曲を作るのはほとんど軽躁もしくは安定している状態の時なのですが、この曲は例外で、めちゃくちゃしんどかった時に作りました。作っている最中は、うつがこじれて空虚になり、ほとんど生気がなかったのを思い出します。なぜそんなひどい体調なのに何時間もかけてわざわざ曲を作ったのかは、今となっては謎ですが。

 

私自身は「音楽の解説を、文章でつらつら書くとは何事ぞ、音楽は音で全てを語ってこそ音楽でおじゃる」という考え方が結構強いのですが、素人なのでまあいいか、ブログのネタにもなるし...とも思うので、不本意ながら私のポリカーボネートでできた不屈のプライドをあっさり曲げて曲について解説してみます。

 

といっても、いつも行きあたりばったりで作っているため、こういう構想がありこういう表現にしました、みたいなものは特にないんですよね。ただ、暗い曲にしてやろうとは思っていた記憶があります。今感じている辛さを吐き出してやるというつもりでした。

ただ、短調というよりは少し長調系で物悲しくしてやろうと思ってました。本当に辛くて、何のために生きてるのかわからないくらいの思いをしていたのに、ひたすら短調で悲しい曲を作っちゃったら、そんなに辛くないのに自分を憐れんで(自分に酔って)作った曲みたいになっちゃうと考えたんですよね。これは伝わらないかもしれませんが...とにかく、今自分が感じている地獄を表現するにはただ短調の暗い曲を作るなど生ぬるいという気持ちがありました。

 

今回は以上になります。曲を聴いて頂いた方、文章を読んでくださった方、ありがとうございました。

 

あとついでに言っておきたいのは、私は自分の作った曲をネットで公開したことはありませんし、友達と共有したこともありません。そもそもほとんどの友達は私が曲を作ることを知りません。

 

 

つまり何が言いたいかというと、今まで1600字くらい書いてきたんですが、自分が作ったド素人曲を公に出すのが恥ずかし過ぎて、怖すぎて、やっぱりブログにアップすることをやめるかどうかで悩んでもう3時間経ったということです。

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