双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

地獄の3日間~生と死~

どうもほうふつです。

 

 

今回は以前予告していた「地獄の3日間」の本編となります。

 

 

 

……めちゃくちゃガチで生と死について語るので

精神の具合がよろしくない方は絶対これ以上読まない方が良い。

 

 

 

 

 

 

 

ではいきマス。☆(てへぺろっ☆彡)

 

 

 

 

およそ三週間前。

 

 

僕は死ぬ思いをしました。

 

 

というか、恐らく実際に死にかけました。

 

 

医師の処方に従いずっと飲んでいた抗精神病薬「レキサルティ」を抜き「サインバルタ」という抗うつ薬を飲み始めて数日後、

 

サインバルタの副作用で激しい頭痛、劇的な混乱、しかも体中の力が抜けほぼ立ち上がれず寝たきりという状態になったのです。

 

のたうち回りたいのにのたうち回る気力がないという異常な体験をしました。

 

 

そして、恐怖に値する食欲の欠如。

 

この状態になってから3日間は水以外ほとんど口にできませんでした。

 

 

「あれ?俺死ぬのかな?」

 

とずっと思っていました。

 

 

親が担当医に電話で相談した結果、レキサルティの服用を再開しサインバルタを断薬することにしました(正確に言うとサインバルタのせいであることは明瞭だったので既に電話した時点で勝手に断薬していた)。

 

 

 

3日が過ぎた日から、だんだん動けるようになりました。

 

 

サインバルタが抜けていったのだと思います。

 

 

夕食でハンバーグ一個の三分の一くらいは食べれるようになりました。

 

さらにその次の日から少しずつ体調が良くなり、家から50メートルくらいのところまで行って帰ってくるというような自分なりのリハビリをしつつ、大分回復していきました。

 

 

で、精神科に自分の足で地下鉄で行きました(帰りはタクシー。病院に着いた時点で息切れが激しかった)。

 

診察室に入った後、医師が開口一番謝ってきました。

 

「いえいえ大丈夫ですよ~」とか言いながら診察を始めてもらったのですが、

 

実はその医師の謝り方が

 

ごめんね~笑(博多弁イントネーション)」

 

という一言だったので正直心中で

 

「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!???」

 

となり拳で死の制裁をくれてやろうと思いましたがこの場面で人を殺るのは道理にもとると踏みとどまり、断腸の思いでなんとかこらえました。(←クズofクズ)

 

 

 

まあ、冗談はこのくらいにして

 

今回の件で考えたことを書きます。

 

 

 

まず、死について。

 

 

死にかけたことにより、これまでより具体的に「死」とは何なのかを体感しました。

 

 

 

現在の僕が思うに、死とは、死ぬ直前のことです。

 

 

より正確に言うと、現実的には死の苦しみは死ぬ直前にこそ感じるものだということです。

 

これはすなわち、生の中に感覚的な死があるということを意味します。

 

死んでから苦しいのではなく、「生きている状態で死ぬ一歩手前の時」が苦しいのです。

 

当然と言えば当然かもしれませんが。

 

 

死んだ状態には何もありません。

 

本当に死んでしまえば苦楽ともに消滅するので死を恐怖する意味はありません。

 

 

しかし、死ぬ一歩手前は恐怖そのものです。

 

小さな頃から「人はいつか死ぬ」という事実におびえて生きてきましたが、無意識のうちに僕はその死ぬ一歩手前を恐れて生きてきたのだと解りました。

 

 

死そのものではなく、死ぬまでの道のりにこそ恐怖があるのだなと。

 

 

 

 

この地獄の3日間を通り越して、僕は死んでしまうことへの恐怖が少し薄れました。

 

 

その3日で自分が死ぬレベルの苦痛が大体どれくらいのものかを感覚的に把握したからです。

 

 

事故で一瞬で死んだりしない限り、最期とはこれが人生でもう一回来ることなのだと直感しました。

 

 

解ってしまえばあまり恐怖することもなくなりました。いや、今も完全にない訳ではありませんが。

 

 

 

そう考えてみると、いわゆる「希死念慮」とはなんとも恐ろしいものです。

 

というか、強い希死念慮にいたるほど精神が傷ついた状態が恐ろしいということです。

 

 

「死にたい」というのは、強烈な生への否定です。

 

生をひどく否定することが可能なのは、逆に言うと生きている証拠です。

 

上述したように、現在の僕の考えでは死の苦しみは生にあります。

 

生きているからこそ死を望むことが可能なのです。

 

そして、強烈な希死念慮を持ち自死を検討している人は、僕が言うところの「死ぬ一歩手前」です。

 

僕が今回体験した「死ぬ一歩手前」の苦痛を、自死一歩手前の人たちはまさに「生の中」で体験しているのです。

 

僕も希死念慮を持ったことは何回もありますが、正直自殺を完遂しようと計画したことはないです。そこまでのレベルのものはなかった人間なのです。

 

死の苦しみを味わい、自死してもおかしくないほどの人たちの痛みがどれほどのものなのか、今回の件で分かったような気がしています。

 

 

 

もちろん今回の生と死に関する考えは僕なりの思想なので一般化してとらえないで欲しいのですが、

 

それでも死ぬほどの苦痛と引き換えにこの「僕なり」を見出せたことは、僕のこれからの人生にとっては収穫でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

……ほらね。

 

 

 

最初に

 

「精神の具合がよろしくない人は読まない方が良い」

 

と前置きしておきながらここまで読んでしまった病み中のそこのアンタら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の内容、

 

ほんとに読んで

後悔するくらいドス黒かった

でしょ?

 

 

 

久しぶりのまともな更新記事がこれだからね。

 

いわば僕にとっては「復帰戦」なの。

 

「ほうふつ第2シーズン」とも言えるよね。

死線くぐった前と後では人生のシーズンって異なるから

 

 

 

という訳で、

 

 

これからもドス黒い記事を生産していくことをいとわぬ所存ですので、

 

 

皆さん、

 

 

このブログの読者をやめるなら今この時ですよ。

 

 

 

 

 

ではまた~☆彡(てへぺろっ)