世の中には、色々な家庭がありますよね。
自分、兄弟姉妹、親、子ども、そしておじいちゃんおばあちゃん。
仲睦まじく、時にはともに喜び、時には泣いて、健やかなるときも苦しい時もそれらを分かち合う家族。なんと美しくて、きらめくことでしょう。
しかし。
世の中にはそんな「美しい」家庭だけがあるのではないのも事実です。
毒親、絶縁している兄弟姉妹や親子など。
様々な環境を背負った家庭が存在し、家族といえども関わっていくことが苦痛でしかない人たちも、少なからずいます。
これは本当に辛いことなのですが、現実というものです。
そして、うちの母親の母親、つまり僕から見て祖母。彼女は、いわゆる毒親です。
もう余命わずかでぜいぜい息をしており、認知症も少し進んでいる状況なのですが、性の根に母を「奴隷にする」(支配する)というねじ曲がったポリシーだけは存続しており……
祖母の介護で、うちの母は毎日のように辛い思いをし、泣いています。
しかも、母の弟、つまり祖母から見ると息子には優しいのです。明らかに、差別をしています。
そんな辛そうにしている母を見ると、僕もなんだかやるせない気持ちになります。
さて、前置きが長くなりましたが、そんな「毒親」祖母の心ない数々の発言をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
今後数回にわたって記事に書きます。
あらかじめ言っておきますが、
今回の記事の内容には、死の間際で苦しんでいる「かわいそうなおばあちゃん」に対して、ある種悪意があるとも取れる内容が含まれています(というかそれしかない)。
そういうのが苦手な人は読まない方が良いかもしれません。
そして、僕の記事ってマジメ記事とネタ記事に分かれるんですが、
今回は完全に後者です。
うちの祖母の珠玉の名言を、これから紹介していきます!!!
「(電話で母に対して)あんた!病院までサロンパス持ってきて!!」
当時余命2日と宣告されてからなんだかんだで一週間以上生きている、病院に入院していた祖母からの電話です。
背中が痛いとのこと。
これは一見大したワガママではないように感じるかと思います。
しかし、この電話がかかってきたのは夜中の11時半でした。
どこの親が夜中の11時にサロンパスを病院まで娘に持ってこさせるでしょうか。
そして、ふつうに考えたら病院にいて湿布を看護師さんからもらえないなんてことはありえないじゃないですか。絶対に湿布病院にあるじゃないですか。
そこが、うちの祖母の残念なところです。
電話してくる前、看護師さんに「サロンパスを持って来なさい」とは言ったらしいです。
しかし、看護師さんは「サロンパスはありません」と言ったらしいです。
……ふつうだったら「じゃあ違う湿布持ってきてください。バンテリンとか、とにかく背中にはるやつを。」とか言うじゃないですか。
しかし、うちの祖母はそうはならないんですよ。
なぜか、サロンパスがこの世で唯一の湿布だとみなしており、サロンパスがないなら娘に持ってこさせるしかないという論理のもとで夜中にうちに電話をかけてきたわけです。
いや、認知症が進んでいるからそういう発言をした、という要素もなくはないんですよ。
しかし、僕ら家族は知っているんです。昔から祖母にそういうところがあるということを。
そういうところっていうのは、まあ、オブラートに包まずに言うと
バカ
ということですね。
うちの祖母は小学校の教員(しかも国語)をしていたのに、なんでこんなにバカなんだろう、といつも家族で議論を展開しています。
今回はここまで。
次の回は、「背中さすり事件」についてお話ししようと思います。
ではまた!