働き方改革法、というのがございますね。
これについては僕も不勉強なのですが、重要なポイントは
・従業員の残業時間の規制を強化
・プロフェッショナルなお仕事をしている人は報酬制で、就業時間にとらわれず仕事できる
みたいな感じだと思います。
僕個人としては、この法律の可決には反対でした。
残業時間の制限が甘い(場合によっては従業員が労災で死亡するラインの時間を超えて働かせることもできる)ということと、
「ある従業員がプロフェッショナルに当てはまるかどうか」を会社側が決める場合、結局ITなどの技術職は皆プロフェッショナル職とみなされ現状の長時間労働はなくならないのではないか、ということが懸念としてあります。
で、これについて考えながらふと思ったんですが、
働き方改革があるなら無職の仕方改革があってもいいじゃないですか。
より限定的に言うと、「引きこもり方改革」があってもよろしいわけですよ。
ということで、今回はいっちょ、
僕が内閣総理大臣になったつもりで、「引きこもり方改革法」のプレゼンを致します!
ではいきます。
引きこもり方改革その1:「実際はこもってばかりじゃなくてたまに外出する人も引きこもりと呼ぼう」
かねがね思っていたのですが、まったく家から出ないで暮らしている人は少ないんですよね。
引きこもりの定義の話になってくるのですが、
完全に数か月から数年にわたり家から一歩もでない人、これは完全に誰がみても引きこもりです。
でも世の中には多分、家に基本閉じこもっているけど一日に一回コンビニ行ったり散歩したりもしてる人の方が多いんですよ。
こういう人って、いわば「半引きこもり」みたいな状態じゃないですか。
僕もそうなんですけど、そういう人たちは恐らく他人に自分のことを説明する際に「僕は引きこもりです」ってはっきり言うことにためらいを感じる場面を多く体験しているはずなのです。
すなわち、「不完全な」引きこもりは、人に話すときに自分のことを引きこもりだと断定してしゃべっていいのか少し迷っていると思われるということです。
これ、めんどくさくないですか?
もう、半引きこもり状態の人も引きこもりでいいじゃないですか。
そう僕は思うんです。
半引きこもりを引きこもりだと言えない場合、面倒なことがしばしば起こるんですよ。
例えば、「俺引きこもりなんだ」って友達とかに話すとするじゃないですか。
すると、「今このカフェまで来て俺と話している時点でほんとうの引きこもりじゃなくない?」って思われる場合がかなりあるのです。
こちらが引きこもりだと言っているのに、あちらが否定してくるパターンなのですね。これは、相当めんどくさいのですよ。
こっちも好きで自分のことを引きこもりだなんて言いたい訳でもないのに、うまいこと今の自分の状態を言い表すための表現がないため、仕方なく言ってるわけじゃないですか。
それを否定されるとなると、「じゃあわしは何なんだい?わしとは一体……」となるのです。ある種、一つのアイデンティティを否定されることになります。
よってこの問題を解決するために、僕は半引きこもり状態の人も自分は引きこもりと名乗ってもいいと思うのです。
正確に言うと、半引きこもり状態の人を引きこもりだと認識することを法的に定めようよ、ということです。
そうしたら、面倒な会話はなくなると思います。
ただし、引きこもりって自分で言いたくない、あるいは半引きこもり状態だけど引きこもりって思われたくないタイプの人たちはイヤでしょうね。
「俺はひきこもりじゃないぞ!」と思っていても法的に定められた定義にそると明確に引きこもりだと決められてしまう可能性があるのは、問題があるかもしれません。
う~ん、簡単な問題ではないよね。
でも、僕の場合は、引きこもりって言っちゃった方が楽だし、まわりの人もそれをスムーズに納得してくれる方が説明の面倒が省けるので、いいのです。
さらに、引きこもりかどうかの判断って、診断書がないから難しい、という考え方もありますね。
例えば、うつ病や双極性障害は診断書の有無で本当にそうかがはっきり区別できるので、楽っちゃ楽だと思うんですよね。
……という訳で、次回に続きます。
前回の記事で「昔みたいにおふざけをもっと増やそう」と言っていたにも関わらずその後一発目から笑い要素0の内容になってますが……
大丈夫!
まだ次回があるからね。次回で挽回する!はず