双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

効率が悪い勉強でもいいと思う

よく、ながら勉強はダメ、っていいますよね。


例えば、音楽聴きながらするとか、学習効率が下がるからダメ、って。

私は、この手の意見に関しては、ある意味では同意、しかしある意味ではかなり不同意です。


同意の理由としては、恐らく私の経験的にも効率はやはり下がると思うし、それを裏付ける研究結果もあるから、と言えます。


しかし、そもそも効率の良い勉強って、そんなに大事かな、と思います。


ながら勉強とか、語学分野で書き取りしないで教科書読むだけとか、あまりよくないこととされがちだけど、そういう勉強の仕方が好きな人がそれを禁止されることで勉強が嫌いになったら、私はもったいない気がします。


勉強って、嫌いな人もいていいと思う。


でも、嫌いになるはずがなかった人が、勉強のやり方を指図されて気に入らない方法でやらざるをえなくなった結果として嫌いになるのはもったいないと思うのです。


だから私は、勉強のやり方を先生が一概に生徒に指定するのは、あまり好きくないです。


たとえば、英文読解の学習で、生徒にテキストのコピーをさせて分からない英単語の上に日本語訳を書くのを予習で強制する、とかあんまり、なんだよね。そういうの面倒くさいけど英語を読むのは好きな人が、英語勉強を嫌いになる可能性があるのは、私は嫌です。


先生の教えてきた経験で、学習効率が良いと思われるからそういうことをやってるのは分かります。また、そういう指導をする先生の、生徒に効率良くしっかり理解をしてほしいという気持ちが、完全に否定されるべきことではないとは思ってます。


でも、私は好きくない。



私は今勉強が好きだけど、高校の時は、授業の予習のやり方を決められてやらされるのが苦痛で、あまり勉強が好きとは言えなかった。教科と先生にもよったんだけど。






大人になったら、自分の好きなやり方で誰にも指図されずに勉強することが、学生のときよりしやすいです。指導者が基本いないか、選べるからね。


でも、学校の勉強が嫌いになった人が、大人になって勉強が楽しいと思えるように変わる可能性は低い、というのは間違ってないと思うし、それでせっかく自由な勉強ができる大人という時間をその点においてロスしてしまうのは、なんか嫌です。



学習指導要領との兼ね合いもあるんだろうけど、学生さんたちが、自分の好きなやり方で勉強することをもっと応援してあげるべきだと思うんだよね。

勉強したいけど仕方が分からない子には、その子がどういうふうに勉強したらその子が勉強が好きという気持ちを保ったまま勉強ができるか、先生は相談にのってアドバイスしてあげるのが良いと思います。


そもそも勉強が嫌いな子もいます。

でも、本当は好きだったのに嫌なやり方でさせられるという体験を重ね、だんだん嫌いになっていくパターンは、もったいないと思うの。


受験で勝つための勉強法っていうのは正直ある程度割り出されているので、生徒が行きたい学校に進学するために先生が一定の方法を指南するというのは、愛と言えなくもない。それは、認めます。


でもそれをすることで、生徒が学生じゃなくなったとき、大人になったとき、生涯何かを学ぶことを楽しくないからという理由で切り捨ててしまうことがあるのって、私はなんか不満です。



また、これまで書いてきたことは、スポーツとか文化系の活動(ていうか部活)にも言えることだと思います。



純粋に、何かを学ぶことが楽しい、だからやる、っていう気持ちを、もっと大事にする世の中が、私は好きです。


たとえながら勉強をすることがある子の学習の効率を下げるとしても、その子がそれで気負わずに、楽しく勉強できるなら、いいと思うんだけど、どうかな。