双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

24時間テレビは悪なのか

やっぱり、24時間テレビの障害者が頑張って何かを成し遂げるコーナーについては色々考えますよね。時期遅しな話題ですけど。

 

結構幼いころから何となく違和感は感じてたんですけど、自分が障害者サイドになってみて、よりこの番組に何か変なものを感じるようになったことは否定できないです。その番組内容で、スポンサーから多額の報酬を受け取るのに良心の呵責はないの?って思います。(スポンサーもスポンサーですが。)また、これは真の意味でチャリティー番組なの?という疑問も浮かびます。

 

 

 

ただ、ちょっと考えてみると、「24時間テレビは悪」「日テレは悪」みたいに断定することは私にはできなかったのです。以下、説明します。

 

 

 

はじめに、企業って利益を出してなんぼです。

 

番組の制作や放送の過程で法に触れることをしているならともかく、「自社の利益(視聴率)のために障害者が頑張るコーナーを放送する」のって、少なくとも法的には悪いことじゃないんじゃない?とかまず考えちゃうんですよね、私って奴は。

 

(そんなことより、24時間ほとんどフル稼働で局の社員や芸能人を働かせることが法に抵触している可能性はあるんじゃないかな。それは今回の記事の本筋からは外れるけど。)

 

 

 

 

で、私は24時間テレビは今年見てないんですよね。

 

何でだと思います?

 

まあ、多分見ても面白くないだろうなって思っちゃってたから、が正解なんですけど。

 

しかしあえてより具体的に言うとするならば、私には、2017年8月26日の夜、他に見ないといけないものがあったのです。

 

 

 

それは、「幕末志士」の会員ラジオ動画放送です!

 

 

 

「幕末志士」って何?っていう人もいると思うんですけど、簡単に言うと、ニコニコ動画でゲーム実況をやっている、私が大好きなめちゃくちゃ面白い2人組です。

 

その会員ラジオ動画放送が、100回記念だったんです。見ないはずがないですよね。

 

 

 

 

 

それで、結局こういうことなんじゃないかと思うんです。

 

つまり、法的にOKなら、シンプルに、より「見たい」と思われるもの、言い換えるとより面白いと思われるコンテンツが他のものに勝つ。それだけっていうことです。

 

 

24時間テレビって、私個人から見たらどう考えても障害者をうまく起用して涙を誘ってるのがバレバレで全然つまらないんだけど、毎年視聴率が高いということは、現実としてそれを面白いと思っている人がいっぱいいることになるじゃないですか。

で、法的に「障害者が頑張るコーナー」は問題ないとすると、日テレは正々堂々、多くの人にとって面白いものを放送して他局に勝っているだけってことになると思われるのです。

 

「障害者が頑張るコーナー」を見たいと思う人たちがたくさんいることが分かっているから、日テレは24時間テレビでそういうコーナーをやるのです。結局は、多くの人が面白いと思うものを作って見せているだけに過ぎないのです。これが、「悪いこと」だとは私には言えないです。

 

倫理的にどうかとか、なんかモヤモヤする、とか、思う気持ちは私も同じです。しかしその気持ちは、法的に問題なく、多くの人に面白いと思われているものの前には、ほぼ無力です。少なくとも今のところそれは、「24時間テレビ支持者」の、番組を見たいという気持ちを上回るほどの力は持っていないのです。

 

 

ただ、私は幕末志士一択でしたね!断然面白いと思うからね!

 

やはり私も、面白いか面白くないかで動く一人なのです。

 

 

 

よって。

 

私は、24時間テレビは「障害者でお涙頂き番組」であるとみなした上でなお、その番組や日テレを悪であると断定しません。それが結論です。

 

 

ただ、やっぱ、あの番組気持ち悪いな、なんとかならないの?って思うよ。感情論だけで言うとね。

 

私は感情と、少し時間をかけて思考した結果が、しばしば食い違います。