双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

双極性障害の人の結婚について

私には結婚願望がありません。

 

それは、双極性障害を持っていることが理由ではありません。

 

私が結婚をしようと思わないのは、家庭を持つのが面倒だからです。家庭ができたら自分だけでなく奥さん(※私は女性が好きなタイプの人です)や子どものことを考えて生活しないといけないことを重荷だと感じるだろうな、と思っているのです。

 

また、結婚しない方が自分の趣味などに使える時間とお金が多くなるだろう、と考えています。

 

あと、そもそも赤ちゃんや子どもという存在をあまりかわいいと思ったことがないんです。正確には、かわいい子もいるし、かわいくない子もいるっていう感じですね。例えば、赤ん坊がほぼ無条件にかわいいという気持ちがあまり分からないんです。

そんな私でも自分の子どもができたらかわいいと思うのかもしれませんが、「万が一かわいいと思えなかった場合どうすれば...」とか考えてしまうのです。

 

(※実は、結婚したら子どもを作らないといけないのか、結婚しないと子どもを作ってはいけないのか、という議論をした上でこういう話は本来なされるべきだと思っています。ただし、その議論は今回の記事の本筋からは少し外れるので、ここでは「結婚のメリットの一つは、世間に認められやすい形で子どもが作れることだ」という考えが私にあるという前提のもと上記の話をしていることだけお伝えするのに留めます。)

 

 

私個人の結婚観というのは上記の通りです。したがって、双極性障害が足かせとなり結婚のことで悩んだりはしていないことになりますね。しかし当然のことながら、双極性障害で結婚したい人は世の中にたくさんいるはずです。

 

もし私が結婚をしたいとなると色々悩むだろうな、と考えました。今回は、どのようなことに自分が悩むかを考えながら記事を書いていきたいと思います。

 

 

 

悩み①:結婚相手に病気を理解してもらえるか

 

好きな人に双極性障害を理解してもらうというのは難しいもので、「私双極性障害なの。躁とうつを繰り返すの。」と言ったとして、相手が「そんなこと気にしないよ!」と返答したところでその相手が病気を理解したことになる訳ではないでしょう。

 

結婚したら、相手の健康に責任を持つ必要があります。家族に双極性障害の患者がいる方は分かると思いますが、私たちが抱える病気は、家庭をともにする人たちにも半端ではない精神的負担を与え、さらには多分な時間とお金を消費させます。家族は、愛と病気の戦争をすることになります。

 

そんな戦いに耐える覚悟がないと、結婚したとしても「思ってたのとちがう」ことになりかねません。つまり、この病気を理解してもらうということは、覚悟してもらうことであり、「重い」話をすることです。まずそういった話を切り出す側に勇気がいるし、話を聞いた側もそれを受けて結婚後の生活がある程度は想像できないとまずいです。

 

ちなみに、結婚後に双極をカミングアウトするケースもあると思います。それについては今回は触れませんが、その理由は問題がデリケート過ぎて今の私の手には余るからです。いつか、もっと知識と考察が深まったら書ければと思います。

 

 

 

悩み②:相手の親に許してもらえるか

 

未成年でなければ法的には結婚に親の許可はいらないのですが、わが国の社会では親に了承を得ることはかなり尊重されていますね。相手の親、できれば親族全体に認められた上で結婚できるとやはり安心でしょう。

 

結婚相手が双極についてしっかり理解しているとしても、その親が理解できるかは分かりません。また、「正しく理解しているからこそ」反対される可能性もあります。

 

これもこれでまあ言及しづらい繊細なテーマなんですよね...書くかどうか迷うのですが、私の意見を言うと、自分がもし親の立場であれば、相当複雑な気持ちになると思います。自分自身が双極でも、です。

 

 

 

以上、仮に結婚したいとしたら双極性障害の自分が悩むであろう問題について書きました。2コしかなかったのですが、その一個一個がしんどそう...

 

 

 

また、逆に、これは自分にとって問題にならないのでは?というのも思いつきました。

 

それは、「結婚して作った子どもが遺伝的に双極性障害になるかもしれないので結婚するか悩む」ということです。実際にこのことで悩んでいる人は少なくないのかもしれませんが、あくまでも私が当事者だったら、気にしないです。

 

そう思う理由はいくつかありますが、2つだけ取り上げます。

 

まず一つは、「自分が双極性障害になっても、自分の両親が自分を産んだことを後悔していないっぽいから」です。これはもう、人によりけりというか個人の経験的な話になるのですが、私も割とそういう感じになるんじゃないかと思うのです。

 

また二つ目の理由は、「健常者同士の子どもが障害を持って生まれたり、障害者になることだって普通にあるから」です。私は、自分の子どもが障害者になる可能性がある、というのは子どもを作る上で誰もが覚悟すべきことだと思っています。親(自分)が双極性障害だと多少その可能性が高くなるのかもしれませんが(そもそも相関性が本当にあるのか、という疑問もありますがここではあると仮定します)、子どもが障害者として生まれてきたり、後天的にそうなることは、別に普通だと思うのです。

 

よって、もし私が当事者だったら、結婚するときに遺伝のことは気にしないです。

 

 

まあ、実際にはそもそも、結婚願望も子どもが欲しいという気持ちもないんですけどね。なんなんだこの記事は...

 

以上です!

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