双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

中学の技術科のヤベえ先生

どうもほうふつです。



今回は、さっきいきなり思い出した中学時代のヤベえ技術家庭の先生について書いていくことにしよう。





中3の時、吹奏楽部員だった僕は、部室でドラムを叩いて遊んでいた。



すると、部室のドアが急に開き、ある男がそこに立っていた。技術の先生(男)である。



男は、ひたむきな目で、

「それだけの演奏技術……中学レベルを明らかに超えている。俺とアジアンカンフージェネレーションのコピバンをやらないか……??」

と言った。


男は、自分がしたいバンドに高校受験を控えし中学生を勧誘してきたのだった。


なんかヤベえなこの人……という感じがした。



しかし、その時は男の真の異常性を知らなかったし、バンドというものをしてみたいという気持ちもあったので、「いいですよ」とお返事した。


その時、男は既にギターを片手に持っていたので、ギターをやりたいのだということは分かった。


なんで職場で堂々とエレキギターを持っとるんだこの人、となった。



後日、バンド(メンバー2名)の作戦会議を行うため、技術家庭の教室に呼ばれて行った。



おお来たか〜と言った瞬間、男は持っていたバレーボールを教室のカベに叩きつけた。


男はバレーボール部の顧問だったが、それを考慮しても意味が分からなかった。


バンドについて話してる間、男はバレーボールを教室中のモノに当てまくっていた。


糸ノコやはんだ付けの機械にボールをぶつけまくっていたので、少なくとも教師としては終わっている人間なのだと推察した。



バンドのことについて何を話したかなんて覚えてない。一応話はあったはずなんだけど、そりゃボールをぶつけまくっていたことしか覚えてないよね。




で、その後なんだかんだでバンドは自然消滅した。


男は数回学校の音楽室に勝手にギターとアンプを持ち込んでセッションしに来たが、その時のことはよく覚えてない。作戦会議のボールのイメージしか記憶にない。




でも、その先生は優しかった。


ヤンキーに愛されるタイプでもあった。下手に生徒を怒ったりしないし、変な質問をされてもけげんな顔をせず答えていた。



だから、

ある中3女子による「先生って初体験いつですかぁー?」

というクソみたいな質問にも、淡々と

「17。」

と答えており、その後その先生のあだ名は全校的に「セブンティーン」となった。




セブンティーンは本当に優しかった。


僕は登校中にMDプレーヤーで音楽を聴いていたが、それは完全なる校則違反であった。


ある日僕が遅刻しかけて校門を走り抜けようとした時、たまたまMDにつなげていたイヤホンがビロンと制服のポケットから飛び出てしまった。


そこに、門番の当番としてセブンティーンがいて、完全にイヤホンの線を見られた。




仮にふつうの先生であった場合の反応「こらっなんで音楽なんて聴いてるんだ!プレーヤーを持ち込むのは校則違反だぞ!!」



実際そこにいたセブンティーン「あっはっハハァ〜!!なんか!ビロンって出とるぞぉwww」




セブンティーンはそういう校則的なものに無頓着だった。


しかし僕はこういうのも優しさというか、彼の寛容な面を表しているなと思った。


というか、仮にその時怒られていたとしても技術の教室で道具にバレーボール打ち込みまくってる教師にそんなこと言われる筋合いは一ミリも無かった。




まぁ、とにかくいい奴だったんですよ。相当変わってたけど。



良い思い出の一つです。




今アイツ何してるんだろう……絶対教師は続けられてないよな……