双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

スパイかもしれん奴らと住んでた話パート2(ヤバいロシア人編)

どうもほうふつです。

 

本日は下記の続きです。

 

 

soukyokuvariety.hatenablog.com

 

 

イラン留学時代に学生寮で生活を共にしていた、超不潔な身なりで笑顔で英語をまくしたててくるドイツ人スパイ疑惑男、通称「コジコジ」。

 

 

実は、彼の他にもイランへのスパイなのではないかと思う男がいたのである。

 

 

 

 

 

それは、ロシア人の当時30歳男性、仮称「ドレーク」だ。

 

 

 

 

ドレーク氏もコジコジと同様、イランで何をしているのか分からない人間であった。

 

 

彼はたまに僕のいた語学学校の授業を受けに来ていたが、2か月に1~2回ほどの頻度であり、授業に来ていない時間はどこで何をしているのか不明であった。

 

 

僕のルームメイトだった日本人のF君が尋ねたところ、彼はウェブの会社をやっているとのこと。

 

 

そんなお仕事を、インターネットが国の諜報機関に監視されているイランでわざわざしているというのがめちゃくちゃ怪しかった。

 

 

 

そして、やたらドレークと仲良くできていたそのF君によると、

 

彼は元ロシアの軍人だったらしい。

 

 

確かに、強そうな男だった。

 

 

身長は恐らく160センチくらいしかないものの、全身の筋肉がバッキバキであった。

 

あと、全然関係ないが顔がプーチンに酷似していた。

 

 

 

 

さらに、ドレークはものすごく自己中であった。

 

 

僕のいた外国人寮では部屋の中を靴で歩き回り、寝るときだけ靴を脱ぐというのが当然という恐らく日本人ですら(異国だし)疑問に思ったことのないルールが存在していたのであるが、

 

ドレークはそのルールをぶち壊した。

 

彼は、リビングから自分の部屋までの全てを「裸足で」歩きたい男だったのだ。

 

 

……いや、それはいい。

 

彼が裸足で歩きたいのであれば、僕たちも合わせる。

 

しかし、リビングを皆が靴で行きかっていて現状として床が汚れているのが嫌なのであれば、彼が掃除すればいいだけのことである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、

 

 

僕ら、他の寝室にいた同居人全てが無理やり床掃除を手伝わされた

 

 

 

なぜ?Why?

 

 

なんで俺らが、今まで靴で歩いてきた床を雑巾でピカピカにしないとあかんの!?

 

 

ドレークよ、ここはお前の自宅じゃないし俺らはお前の召使いじゃないんだよォォォォ!!!

 

 

 

我々は、ドレーク軍曹の指揮のもと、わずか30分で彼が裸足で歩ける環境を構築した。

 

 

「ほうふつ、ゴミ出してって言ったけど、それはただ部屋の外に出すっていう意味じゃなくて、アパートメントの外にあるごみ箱まで捨てに行ってくれっていうことだぜ?おいおい頭の良い日本人がそんな間違いを……ハッハッハ!!wwww」

 

 

というブチギレものの発言も頂戴したが、僕は、いや僕らは誰一人彼に抗うことはできなかった。

 

 

理由は簡単。彼は元軍人だからである。

 

 

逆らえば殺られるかもしれない。

 

 

「ヤツは人の一人や二人殺したことがある」ということで我々の見解は一致していた。

 

 

イランで会った人間の中で最も危険な者……それがドレークだった。

 

 

 

 

しかし、彼は人当たりの良い一面も持っていたんだ。

 

 

僕たちに楽しんでもらおうと、色んなものをくれた。

 

 

いや、正確にはくれようとした。

 

 

 

 

 

ドレークが僕にくれようとしたもの:マリファナ(イラン当局に見つかれば死刑)・ウイスキー(見つかれば死刑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこから入手したの

 

 

 

 

という訳で、超危険なロシア人男と暮らしていたという話でした。

 

 

 

そして、ストーリーは次回で最終章。(まだあるのかよ)

 

 

今回お話ししたドレークと、前回でお伝えしたドイツ人「コジコジ」が、二人用の寝室をシェアした後、二人の間で戦争が勃発します。

 

 

 

次回、「スパイかもしれん奴らと住んでた話パート3(コジコジ・ドレーク戦争)」!楽しみにしてくれよな!!

 

すぐ更新できなかったらすみません(やる気上の関係で)