どうもほうふつです。
母にとって毒親である祖母の名言のご紹介を、今回もして参りたいと思います。
ちなみに過去記事はこちらから↓
soukyokuvariety.hatenablog.com
では、名言にいきますね!
今回は、シャレにならないかもしれない内容ですが……
「(母に対し電話で)あんた!ナースコールなくしたから持ってきて!!」
……これは、まあうちの家族は笑えたんだけど、聞く人によっては笑えないような状況の中でなされた発言です。
うちの祖母は、余命2日を宣告されたのにも関わらず病院に入院して2週間以上生きて、今はなんと驚異の回復をとげて介護施設に戻ったのですが、
入院していた時期に病室でとんでもないことをしていました。
それは、
「起きている間中、ナースコール(のボタン)を握りしめ続ける」
ことです。
恐らく、死ぬことに対する不安から、常に看護師さんがそばにいてくれないと怖いのです。だから、常にナースコールのボタンを押しているのです。
そんなもんだから、祖母が入院している病院のナースステーションは、大変でした……
祖母が起きている間中、常に呼び出し音がビービー鳴っているのですから。
それに困った看護師さんたちは、本当はいけないことだと思うんだけど、祖母のナースコールの機械のコードを抜いていました。
しかし、祖母はもうかなり気がふれている段階に入っており、あまりよく分かってないので、その線が切れたナースコールをずっと握りしめていたのです。
祖母はなんと、リハビリとして車いすで病院内を移動している間中も、コードが抜かれたナースコールの機械を握りしめていたらしいです。
そもそも自分の車いすを後ろで押しているのがナースだというのに、です。
もう、とにかくナースコールを持っていれば安心するのです。そのような、道理が通らないようなレベルのところまで来てしまっているのです。
これは、ネタというよりは不憫なこと、だと思います。
元々残念な思考力の持ち主だったというのもありますが、これは死に対する恐怖でおかしくなってしまっている要素が強いゆえに起きている事象だと僕は判断しています。
で、ある日そのナースコールの機械がどこか見つからないところにいってしまったとのこと。
そこで、祖母はうちの母に「ナースコールどっかいったから持ってきて」と電話してきたのです。
看護師さんに言えよ!って感じなんですがw
ていうかナースコールをうちが持ってるわけねーだろ!って感じだったんですが!!
ちなみに、母は病院で担当医師、看護師と打ち合わせの話をしている時、もう祖母と接することに疲れ切っている担当医師から、
「こんなことを言っては失礼かもしれませんが……」
「あなたのお母さんは、非常に『珍しい』です……」
と言われたらしいwwwww
つまり、こんなにワガママな終末期患者はめったにいないということwwwwwwww
……まあでもなんだかんだ言って、今回の「名言」はなかなか手放しで笑える話ではないと僕は思っているんですね。
やはり、人間死ぬのが怖い。
もうすぐそこまで死が迫っていたら、ナースコールを病室の外でも握りしめていないと不安な、そんな異常な状態に人間はなってしまってしまうのかもしれないのだな……というように、祖母を気の毒に思う気持ちもあるのです。
でも、このままじゃこの記事は終われないじゃないですか。
ネタどころがないまま終わるわけにはいかないのですよ。
ということで、おまけネタをお話しします。
祖母は4人姉妹なのですが、その妹の一人もかなりぶっ飛んだ性格をもったババアです。
その妹が、うちの祖母のお見舞いで病院に来たとき、たまたまうちの母が病室にいたんですよ。
で、その妹のばあさんはうちの母にこう言ったらしいです。
「もう、あんたのお母さん(僕の祖母)は耳が聞こえてないやろうからここで言うけど……実は……」
「若い頃に浮気しちょった」
いやいやいやいやいやいやいやいや!!!!
この状況でそんな話するってどういう神経してんの