双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

大谷選手とうちの祖母を比較した

僕、野球って全然興味ないんですよ。

 

それどころか、野球のヤロウにはこれまでの人生でほとほと困らせられてきたというか。略してほと困というか。

 

まずその”ほと困”な理由について、具体的に説明しますね。

 

 

 

 

僕の住んでいる町って、「地元球団を地域全体で応援していこうね!」というがすごいんです。

また、地元球団が好きじゃなくても大体他のどっかの球団のことは好きだよね?っていう前提が根付いてるんですよね。

つまり、野球が好きじゃない人の存在は基本的にないことになっているのです。

 

それに逆らって「僕、野球興味ないっす」って言ったら「え、でも好きな球団はあるでしょ?どこが好きなの?」というような謎の返しをされたりするんですよ。

 

いやいや、たった今僕が野球に興味がないって言ったの聞いてました?

ということは当然特定の球団にも興味がないってことになるやんけ、野球に興味ないけど好きな球団アリって、一体どういう現象じゃ、言ってみろや!

というようなことを言いたいのをぐっとこらえて小さく笑ってやり過ごすことしかできない悲しき人生を、僕は20数年送って来たわけなんですね。

 

 

 

もうね、心の底からめちゃ不思議なんですけど、

 

野球ってただの「スポーツの一種」であり、それ以上でも以下でもないと思っているんですが、

 

何故か野球好きの人たちって、他人も野球の事前知識を持ってて、ゲーム展開とか野球選手の話題とかに日ごろから興味あるっていう前提で話しかけて来がちじゃないですか。

 

 

例えば、

 

「〇〇っていう球団に△△っていう選手がいるんだけど、その人が昨日の試合で活躍してね、具体的には......」

 

っていうような事前知識のない聞き手でも理解できる導入、説明のしかた、これは良いです。問題ないです。

 

しかしそうじゃなくて、

実際には、

 

「△△がさぁ、昨日打ったの見た?」

 

的な感じで大体話しかけてくる訳ですよ、奴らは。

 

 

いや、色々省略すな、と。

 

 

まず、△△さんってどなた??僕知らないんだけど。

 

あと△△が打ったって、何を?

ヒザ?ヒジ?ここは?ピザ

 

みたいなことになるじゃないですか、僕の前頭葉はパニックを起こしますよ。

 

 

しかも、「見た?」って何?

 

なんか、こちらが野球を普段から割とチェックしてるという前提が感じられる「見た?」なんだよね。

 

そういうふうに言われたら、そもそも俺は野球には興味ないとか言いにくいじゃん!

 

「いや、興味ある前提でそんなこと言われても......」っていう本音を言ったらそれはそれで相手を傷つけそうだしさ。どうすればいいんだ。

 

 

 

 

 

 

......で、ですね。

 

ここまでは、僕が野球に興味がないという話をしてきました。

 

 

しかし、そんな僕でも最近、「こいつはスゴイ!まじでスゴイ!」コイキングの「はねる」よろしくはしゃぎまくりながら、大注目している野球選手がいまして、

 

結論、それは大谷翔平選手なんです。

 

 

ただ、大谷君の野球のすごさは正直良く分からないんですよ。

野球の知識と興味がなさ過ぎて、どれくらいすごいことを彼がメジャーでやっているのか、今いちピンとこないんです。

 

ただ、彼のある試合直後の記者会見を見て、僕は「この子すごーい!」ってなったんだよね。

 

 

確か、記者の人が

「これまで投手としてもバッターとしても絶好調ですが、そのことについてご自身ではどのように感じていますか?」

的なことを大谷くんに質問したんですよ。

 

そしたら、大谷君は、

 

「今調子が良くても、この先うまくいかない時期も来ると思うので、そういう時にどうするかが大事だと思ってます」

というようなことを言ったんです。

 

まだ23歳なのに、彼にはすでに落ち着きがあり、哲学があるんですよね。まず、この返答で僕はちょっと感心しました。

 

 

ただ、彼のスゴイところは、次です。

 

 

前述した試合の後日、今度は大谷選手のプレイに良いとこナシの試合がありました。

 

そのゲーム後の記者会見で、記者に「今のお気持ちはどうですか?」などと尋ねられた大谷君は、

 

「当然良い時もあれば悪いときもあり、いちいちそれで揺らがないようにしてます」

というような内容の返答をしたんですよ。

 

 

これがもう僕的に、「こいつスゴイな!」っていうひざ叩きポイントでした。

 

 

人生は諸行無常、良い時も悪い時もあるという哲学を、彼は弱冠23歳で理解している、

しかしただ理解しているだけではないんですよね。

 

その二回の記者会見、それぞれ自分のプレイが良い時と悪い時にかかわらず、彼はほぼ同じ内容のことを言っています。

つまり、「その時その時の状況に揺らがない」ということですよね。

 

つまり、平常心が乱れないようにすることを実際に体現できている、ってことじゃないですか。

 

一発で言うと、「彼は悟ってる」と思いました。

 

こんなスゴイ人が、しかも23歳でいるのか......と思いましたよね。

 

 

 

 

で、それに対してうちの祖母(86)なんですけど。

 

まあその2人を比べるの色々な意味でおかしいとは思いますが、もう比べちゃったんで。話を聞いてください笑

 

 

うちの祖母はどんな現状にも満足せず、常に文句ばかり言うんです。

これが言ってしまえば、大谷君との決定的な差なんですよね。

 

 

たとえば、祖母は最近まで我が家に一時的に住んでいたのですが、彼女に「今日お風呂入る?」って聞くと、

 

「身体が悪いのにそんな毎日のように入れるわけないでしょ!何日かに一回でいいの!

 

って言って怒ったんですよ。

 

しかし、その後施設に入ったら、それはそれで施設のスタッフさんに

 

なんでこの施設は毎日風呂に入れないの!どうなってるのこの施設は!」

 

って怒ったらしいんですよね。

 

 

で、これは一例に過ぎなくて、同じようなエピソードが無数にあるんです。最近は施設のスタッフさんの文句ばっか言ってます。

 

彼女はとにかく、どんな状況になっても現状に満足しない、というかできないんです。この性格は、昔からです。

 

 

そういった中で、僕は大谷くんの記者会見を見て、

 

「どんな状況においても揺らがない精神を持つ大谷選手」

「どんな状況においても不満を持ち続けるうちの祖母」

 

という比較図を、頭の中で描いてしまったのです。

 

 

 

これについて色々考えることはあるのですが、僕が一番強く思うのは、

 

「人間って、年齢じゃねーな」

 

ってことですね。

 

 

 

まあ実際には、大谷くんみたいに良い時も悪い時も、落ち着いて生きていけるような強さを身に着けるのは、難しいと思います。

でもどちらかというと大谷君よりの人生を、僕は送りたいかな。そう思います。

 

 

以上、ほうふつでした!

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