双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

精神疾患の人が自営に向いてるとは限らないと思う

今回、ちょっとよく解らない記事名だと思うのですが、要するに、以下のようなことは絶対ではないと思うという話です。



うつや双極性障害などの精神疾患でサラリーマンの仕事がうまくいかない

→自分はサラリーマンに向いてない

→自営業(フリーランス)の方が向いてるはず

結論︰精神疾患を抱える人は自営業が向いてる



この結論が、必ずしもそうとは言えないんじゃないかと思う、という話です。



サラリーマンとして働くと、就業時間における自由がきかない、仕事においてしばしば上司や同僚からの精神的な圧力がかかるなど、精神疾患を抱える人の多くが嫌がるであろうデメリットは避けられないです。


故に、フリーランスで「自由に」働いた方が向いてる、と思うことはあると思います。


また、ネットなどでもうつや双極の人は会社に縛られず他の方法(つまり自営)で働いた方が、良いという意見をよく見かけます。


そのような考えが絶対に間違っているとは言いませんが、絶対に正しいとも言えないと思うんですよね、僕は。


というのも、今現に自分がフリーランスの翻訳者を目指していて、「自営ってサラリーマンと比べてほんとに自分に向いてるの?」と思うことがたびたびあるからです。


例はいくらでも思いつくのですが、例えば、そもそも何らかのプロになるために、すなわち技術の研鑽のために努力をし続けることが難しいと感じるというのが理由としてあります。

継続して何かをやることって、精神疾患がある人は苦手な場合が多いと思うんです。

現に僕も、本当はもっと勉強しないといけないのに、日によっては意欲が起きなかったり過眠になったりで自分に期待している程は勉強量が確保できていません。



また、実際プロになったとして、ほぼ全ての仕事において「納期」という存在からは逃げられません。

いついつまでにこれをこれだけ、っていうのを守るのって、精神疾患を抱える人は苦手な場合が多いと思うんですよね。ストレスは半端ないと思います。





以上またはその他の理由により、必ずしも自営が精神疾患を持つ人に向いているとは限らないと思うのですが、

そもそも僕がこのことを考えるようになったのには、自分がフリーランスを目指していて色々思考した以外にもきっかけがあります。



それは、精神疾患を持つ人に株式投資や為替で生計を立てることを推奨する意見をちらほら見たことです。



確かに一見、精神疾患を抱えていても株や為替でなら自由に生活しつつ食っていけそうな感じはするのですが、

僕はこういうのって、結構安易に自営、プロを目指す領域ではないと思うのです。


より具体的に言うと、「うつの人は為替で食っていくのが向いてますよ!」といったように解釈できる意見に対してちょっと違和感を感じます。

こういった稼ぎ方においては、納期は恐らくないでしょうが、継続して株や為替の勉強ができるかはすごく大事な要素であり、精神疾患がある人がプロを目指して知識や経験を育て続けていくのはまぁ大変なことだと思います。


安易にこういった生計の立て方を精神疾患の人に勧めるのはなんだかな……と正直思うのです。





仕事が好きなことだったら自営でプロになるための勉強も続けやすいし、多少心身の調子が良くなくても仕事を取り、納期を守って成果物を出すことを遂行しやすい。それは否定しません。

しかし、全ての精神疾患者がフリーランスで食っていくのが良いかというと、そうとは言い切れないと思うのです。




まぁ実は、フリーランスの翻訳者を目指す自分自身にとって、今回の記事は戒めでもあります。

自分が本当にフリーランスに向いているのか、翻訳者になれるのかは、ある種、神のみぞ知る、です。
正直、不安なんですよね。


まぁでもやるしかないのでやってる、ってとこですね。



今回は以上だー!おいらは寝る!