今日、BBCのネット記事を見てたらこんなのがありました。
記事の内容としては、ミスイラクがミスイスラエルとの自撮り写真をソーシャルメディアに上げたところ、さまざまな反響を呼んだ、というものです。
私はこれまで、「ミスユニバース」というものはくだらない、と思っていました。
その審査基準には美貌だけではなく、教養や能力、人となりがあるのは知っているのですが、「美貌」が入ってる時点で、なんてくだらないんだこのコンテストは、と考えていましたし、その点においては今でもそんなに考えは変わらないです。
でも、こうやって、どんな形であれ国を代表することになった人たちが、その「役」を担った上で自分たちの意志で「イラク人とイスラエル人だって仲良くいっしょに写真とれるよ!」ということを主張できたことに、私はミスユニバースの意義を見出したのです。
国同士がケンカしてても、その国の人たちが仲良くなれない訳ではないです。
そんなの当たり前だ、と思う方もたくさんいらっしゃると思うのですが、そう思わない人もいます。
国としては、イラクはイスラエルとめちゃくちゃ仲悪いです。イラクはミサイルをイスラエルに飛ばしたこともあります。(パトリオットで撃ち落とされましたが)
でも、その国の人たちにとってはそんなの関係なくて、一緒に写真撮りたいと思ったら撮れる、そういうものなんだとこの写真は、そして彼女たちは主張、証明していると私は思います。国を代表しながら、それぞれの自国の意向に反することをやってまで、彼女たちはそれを言いたかったのだと思います。
私はイランに住んでいたけど、ほとんどのイランの人たちは「アメリカが国としてはどうかとしても、アメリカ人のことを嫌いな訳ではない」ということを言っていました。
そういうものだと私は思います。
今回は、以上だ!