双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

アダルト本先生から学んだ、人間関係

うつから復活して、まともに書く記事一発目です。

 

 

 

今日は、中学生の時の体育の先生との思い出でも、書いてみます。

 

 

 

 

 

 

私が中学一年生の時、すごく好きな体育の先生がいました。

 

ちょっと話し方とか荒っぽいところもあったんですが、とてもいい先生で、親しみやすくてほぼ生徒皆に好かれていました。

 

 

でも、中二か中三の時に、その先生は他の学校に異動してしまったんです。

 

 

 

で、代わりに入ってきた先生が、結構イヤな奴だったんだよね。

 

 

 

私は運動が苦手で大嫌いだったこともあり、「体育の授業⇒適当にこなす」というゆるぎないポリシーを持っていた学生だったのですが、その新しい先生はそんな私の態度が気に入らなかったようで、いっつも怒られていました。

 

 

 

例えば、体育の授業の最初の準備ストレッチみたいなやつを私がナメくさった態度でおざなりにやっていると、「もっとマジメにやれ!」とか皆の前で一人だけ注意されるわけですよ。

 

そもそも授業の中身のスポーツを本気でやる意思がないのにマジメにストレッチしてもほぼ無駄じゃないですか。筋肉、伸ばし損じゃないですか。

だから、いつもケンカしてたよね。

 

 

 

え?1万%私に非がある?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...それはさておき、その先生とはとにかく気が合わなくてですね。

 

 

 

ずっとバチバチのケンカ状態だったのです。

 

 

 

 

そんなこんなが一年くらい続き、確か中三の時、ある事件が起きました。

 

 

 

 

こんなことこの場で言っていいのか分からないんですが、もう昔のことだし時効だと思いますし私も素性このブログでバラしてなくてその先生が特定されることはまずない、何より僕が言いたいから言いますが、

 

 

 

 

その先生、学校の駐車場に置いてた自分の車に、エッチな本を置いてたみたいなんですよね。

 

 

 

 

それが問題になって、その先生は一時謹慎状態になったんです。

 

 

 

 

 

 

で、私からしたら、当然、

 

 

 

 

 

 

 

 

「ざまあみろwwwwww」

 

 

 

ってなるじゃないですか。至極当然に生まれうる感情じゃないですか。

 

え?

これ、僕の性格が悪いのかい?そんなことないよね。その指摘は却下で。

 

 

 

 

 

で、謹慎期間もそんなに長くなく、普通に教師として復帰した訳ですよ。

まあ、今考えてもそんな、例えば辞職とかさせられるほどの悪事じゃないと思うね、個人的には。

 

 

 

 

それからなんやかんやで時は経ち、卒業前のシーズンになりました。

 

 

 

 

 

私は今でもはっきり覚えています。当時の自分がした、愚かな行いを。

 

 

 

 

私の中学では、朝に一時限目が始まる前に、掃除の時間があったのですね。

 

 

 

 

中三がもう終わろうとしていたその時期、私は校舎裏庭の掃除の係でした。

 

 

 

大体皆さん想像がつくと思うのですが、中学の掃除で、しかも外での清掃って、マジメにやる訳ないじゃないですか。

 

 

わらぼうきみたいなやつ適当に地面になでつけてミッションコンプリートじゃないですか。

 

 

私もご多分にもれず、適当にわちゃわちゃっと30秒くらい落ち葉をひっかきまわして、はいフィニッシュ、「偉っ!俺ちゃんと掃除して偉っ!」みたいなことをその時していたのですね。

 

 

 

そしたら、ふとした瞬間に大きな丸太が地面に転がっているのを発見したのです。

 

 

 

私は当時本当にバカだったので、「でかい丸太ある⇒蹴りたくなる⇒蹴る」という、知能指数小数点なんぼなことを実行しました。

 

 

 

で、思いのほかその丸太が重くて、

 

 

 

左足の親指の爪が、バックリ割れる大けがをしました。

 

 

 

 

 

 

情けないんですが、あの時はほんとにアホでした。

 

 

 

 

すぐさま保健室の先生に診てもらったところ、「今日の体育の授業は出られないね」と言われました。

 

 

 

ほんとうに我ながら愚かだと思うのですが、その言葉を聞いた瞬間

 

 

 

 

 

「やりぃ!!!合法的に体育サボれるぜ☆

 

 

 

と思いました。

 

 

 

こんな生徒、もし自分が教師側の立場だったらぶっ飛ばしたくなるでしょうね。

 

 

 

 

しかもその日は、私の中学校生活で最後の体育の授業がある日だったんですよ。

 

 

 

わお、逃げ切れるじゃんサイコー!ってなりました。

 

 

 

 

 

で、たしか二時限目、その最後の体育の授業の時間になりまして。

 

 

私は例の嫌いな体育の先生に、「すみません、今日足の指のつめが割れちゃって、バレーボールの授業出られません」って言ったんです。

 

 

もちろん、さも、沈痛な面持ちでまくしたてました。

 

 

 

 

 

すると。

 

その嫌いな先生が、

 

 

「そうか...残念だな。お前との最後の授業、俺は楽しみにしてたよ」と言って、悲しそうな表情を浮かべたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、お世辞じゃないんですよね。

 

 

この先生は、お世辞とか使うタイプじゃないのです。悪い言い方すれば、「お世辞とか言えないタイプ」だったのです。

 

 

 

その言葉が、私にはかなりショックでした。

 

 

 

なんていうんですかね。

 

 

「実は、いい人だったんだ...」と思ったんです。

 

 

 

 

 

それ以来、卒業までの短い間でしたが、廊下などですれ違うといつもお互い話しかけてました。

 

 

たしか、第一志望の高校に合格したことを報告した気もする。嬉しそうにしてくれた記憶があります。

 

 

 

 

結局、今回の話で何が言いたいかっていうと、まず一つは、私という人間は「デレにめちゃくちゃ弱い」ということですね。

 

まあそんなことはどうでも良くて(じゃあ何故言った)、一番言いたいのは、

 

人間って、良いところも悪いところもあって、それらを複雑に垣間見る過程の中で自分の人間関係はつくられている、っていうことを当時の私は学んだ、というハナシです。

 

 

 

正直、その先生のことは卒業ギリギリまでずっと嫌いだったし、エッチな本の事件もあって下に見てたけど、実は自分のことを気に入ってくれていたり、優しい部分もあって。

 

一概に、嫌いな部分だけを見て、「こいつは嫌なやつだ!こいつとは無理だ!」と断定しなくなったんですよね、多分それ以来。

 

 

ただし、その体験が、「本当に嫌うべき奴でも簡単には嫌えない」という弊害を私の性格に与えたとも言えます(笑)

 

 

多少嫌なことされても、「ほんとはいい奴かもしれない」とか思っちゃうのは、長所であり短所なんですよね。むしろ、こういう人が自分を責めてうつになっちゃうのかもしれないわ(笑)

 

 

ただ、人付き合いって、長く続けてみて始めて分かってくる何かが、あると思うんです。私はそう思います。

 

 

 

だから何?と言われればそれまでなんですが...(笑)

 

 

 

まあ、ちょっとした、青臭き頃の思い出話でした。

 

 

 

「何この話?」と思われた方、意欲低下状態から脱出できた記念だから許してやるか、とでも思ってください(笑)

 

 

 

ではでは!読んで頂きありがとうございました!