前記事でも書いたんだけど、昨日ほとんど一日中寝ていたので、さすがにそんなに深く眠れず3時間くらいの睡眠で目が覚めちゃいました。
今回は、双極性障害寛解手前の私が、今どんなことに困っているかを書いていこうと思います。
ただその前に、「寛解」という言葉の意味が分からない方がいらっしゃると思いますのでちょっと説明しますね。
と言っても、これは結構曖昧な意味を持つ言葉なので、なんとなくイメージがつかんでもらえればいいかな、という程度の説明になります。
双極性障害の寛解とは、「完治はしていないが、双極性障害の症状が服薬などの療法により抑えられている状態」のことを指します。厳密には医学的な定義とは若干異なるかもしれませんが、通念上の意味合いとしては大体こんな感じで間違ってないでしょう。
双極性障害は基本的には完治しないものとされています。よって、双極性障害患者にとってはこの「寛解」が治療における現実的な最終目標となります。(完治を目指してる人もいるにはいるでしょうが。)
私は、自分がこの「寛解」のちょっと手前の双極性障害患者だと思っています。これはすなわち、自分に合う薬が既に見つかっているということです。
言ってしまえば、あとちょっとで寛解な訳ですから、多分この病気の人たちの中では症状に苦しんでない方に入るはずです。
ただしそんな私にも、困りごと、苦しんでいることはあります。一つずつ、以下に説明していきますね。
①アカシジアが出る
私は、エビリファイという、躁とうつを抑える効果がある薬を飲んでいます。これの副作用で、アカシジアという、足がむずむずして歩き回りたくなったりイライラしたりする現象が発動することがあります。
これが結構辛くて、これのせいで、じっとしてられず、家の中でも部屋中歩き回ったりするんだよね。
あまり医学的なことを素人の私がここで言う訳にはいかないのですが、許されるであろう範囲で説明すると、この「部屋中歩き回る」というのはパーキンソン病という病気の症状と似ています。
つまり、アカシジアというのは、パーキンソン病のような症状を一時的に起こす副作用なんですね。
このアカシジアが、割と辛いです。
②吐き気
上記で説明したアカシジアを抑えるための、薬を飲んでいます。それはアキネトンという薬なのですが、この副作用を抑える薬にも、副作用があります。それが、吐き気です。
これが、結構ひどいんですよね。
このアキネトンという薬は優秀だと私は思っていて、アカシジアをほぼ確実に抑えてくれる効果を持っているのですが、いかんせん吐き気が強く出るので、公共の場にいる際に吐いてしまわないか緊張します。
吐き気を抑える薬もあるのかもしれないですが、「エビリファイという薬の副作用であるアカシジアを抑える薬のアキネトンの副作用である吐き気を抑える薬」を飲むことになるという、副作用のイタチごっこみたいな訳の分からない状況が生まれてしまうので、我慢するしかないかな、と思っています。
③今でもたまにちょっと躁とうつになる
なんといっても、これです。
エビリファイという薬と、もう一つメインで飲んでいるラミクタールという薬は、間違いなく私の症状の改善をしてくれているのですが、ちょっと服薬量を変更する、あるいは変更しなくても気分の波が激しくなると、たちまち躁やうつになります。
これが、いまだに私が自身が寛解していないと思う主因です。
ただ、私の場合は仮にうつや躁になっても薬をちゃんと飲めば短期で回復することを認知しているので、例えばうつで動けなくなったりしても、ある程度冷静に「これは一時的なものだから大丈夫」と思うことができます。
ただし実は、多くの双極性障害患者がそうは思えないのが現実だと思われます。いつまでこの苦しみが続くのか、という、ある種の絶望的感覚にさいなまれながら症状と戦っている方がほとんどではないかな。そういった意味でいうと、私はまだマシなのです。
④睡眠が異常に浅い
多分エビリファイという薬の副作用なんですが、睡眠に問題があります。
なかなか眠ることができず、眠れたとしても2、3時間ごとに目が覚めます。
これも結構厄介で、私は最近フルニトラゼパム(成分名)という結構強めの眠剤を飲んでいるのですが、それでも途中で目が覚めるくらいなのですね。
ちなみに、睡眠導入剤としてはレンドルミン(商品名)という薬がかなり一般的なのですが、フルニトラゼパムはそれに比べるとかなり強力な薬です。
そんな薬を飲んでいるのに、こうして早朝5時にブログを書き始めることができるくらいに眠りが浅いのです。
僕、手術とかしたことないんだけど、もしすることになったら眠剤効くのかな…効かなかったらめちゃめちゃ怖いんだけど。
とまぁ、大体以上のようなことに悩まされています。
私はこの状況では寛解しているとは言えないと思っていますが、それでも数いる双極性障害患者からしたら、多分羨ましいくらいにマシな方です。
私はここまで来るのに10年かかりました。
ただし、それ以上年月が過ぎているのにいまだに症状が重い方がたくさんいるのが、この病気の闇な部分なんですよね。
今回の記事の趣旨は、この病気のことについて知ってもらいたいというよりは、私の自己紹介的な感じです。双極性障害双極性障害といつも言ってますが、具体的に現在どんな状態なのかを説明していなかったので、紹介してみました。
ま、なんだかんだで今は、それなりに楽しく生きてます。
自分に合う薬が見つかるまでが大変でしたけどね。
ではでは!
あ、ちなみに今日は、少なくともあと一回はブログ更新予定だよ!