双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

診断がうつから双極になって変わったこと

こんにちは。ほうふつです。

今回は、診断がうつ病から双極性障害になり、変わったことを書き連ねていきます。


何?今回はばかにマジメだって?

いつもこうですよ?当ブログは双極性障害ブログですからね。

えっ何なに?マライア・キャリー?あれは何だったのって?

うーん拙者、何のことか皆目見当…(目をそらし緑茶をすすりながら)



今回の話は双極性障害関係の人以外には興味を持たれにくい、あるいは読みにくいと思われますが、適当に読み流して気になったところ1個だけでも記憶に留めてもらえるといいかなと思います。



あ、一応言っとかないといけないのは、あくまで私個人に起きた変化について説明するだけで、全ての人に今回の話が当てはまる訳ではないということです。


また、以下で登場する薬の商品名と成分がごっちゃになる可能性があります。あくまで私の普段の呼び方にしたがって表記しますので、あらかじめご留意下さい。


では、行きますね。以下、診断名がうつ病から双極性障害になり変わったことです。




①飲む薬が変わった

うつ病の診断を受けていたときには飲んでいなかった「抗精神病薬」を飲むようになりました。抗精神病薬というのは、主に統合失調症の治療に使われる薬のことを指します。双極性障害の治療には統合失調症の薬を使う場合が多いのです。具体的には、それまではメインとしてリフレックスという薬を飲んでいましたが、ジプレキサという薬に変更されました。

また、リーマスという薬も服用することになりました。

あくまでも、私個人の経験に基づく話になりますが、双極性障害に診断が変わって以降出される薬はうつ病の時のものよりも副作用が強めでした。

特に、ジプレキサと、その後で飲むようになるセロクエルはかなり副作用が強くて、中でもセロクエルは飲んだらフラフラして倒れそうになったり、異常に眠くなったりしていましたね。

あと、リーマスは、手が震えるだけでイマイチ効果を感じることができませんでした。

また、「うつ病だと思ってたら双極性障害だった。そうか、だからこれまで抗うつ薬が効かなかったんだ!これで双極性障害用に効く薬を飲むようになればすぐに寛解するに違いない!」と思っていたのですが、抗精神病薬にも色々種類がございまして。

双極性障害だと診断を受けてから約3年という長い間セロクエルを飲んでいたのですが、あまり効果を感じることがなかったのです。その後、ようやく今飲んでいる薬(エビリファイとラミクタール)にたどり着いたのです。

私の経験から言うと、うつ病→双極に診断名が変わるまではあくまでも第一段階、診断名が変わってから双極に効く薬を見つけるまでが第二段階、双極に効く薬を見つけてからその服用量をうまく見定めたり、副作用を抑える薬を見つけたりするまでが第三段階、っていう流れですね。

各段階において、数年単位かかってます。また、私にはおいては発症してから10年経ちますが、第三段階がまだ終わっていない状態です。

この第三段階まで来ると、それまでよりも気持ち的に楽になりました。何故なら、この段階まで来たということは自分に効く薬が見つかったということなのですが、それまでの薬が見つかっていなかった期間においては、「薬が効かない。本当は何か疾患があれば効くはずだよね。ひょっとしたらただ怠けてるだけで病気じゃないのかもしれない」という嫌な意識がどうしても拭えなかったからです。効く薬が見つかった、ということは自分には異常があったのだ、怠けていた訳ではなかったんだ、というように思いました。



では次行きましょう。

診断名がうつから双極になり変わったことの二つ目です。



②友達などへの病気の説明がめんどくさくなった

私は病気を隠すのが疲れる派なので、自分が不利な立場に置かれるとき以外は結構オープンにしているのですが、誰かに新しく自分の病気について説明する際、診断がうつの時は割とすんなり受け入れられたのに、双極性障害であることを説明しようとすると「何それ?」という反応がよく帰ってくるようになりました。

それまでは「うつ病なんだよね」という説明で大体皆腑に落ちてくれていたところ、診断が変わってからは「双極性障害っていうのはこうこうこうで…でも私は双極性障害二型と呼ばれるパターンだから躁が軽くて…」とか細かいことを説明しても「???」という反応が返ってくることが多くて、めんどくさくなったんですよね。

多分、私が双極性障害を発症した当初から私が何らかの疾患を抱えていることを知っている友人ですら、双極性障害のことちゃんと把握してないと思います。


では、次行きましょう。



③安心した

これはかなり人によって感想が分かれるところだと思うのですが、私は双極性障害の診断を受け、ちょっと安心しました。

というのも、発症からそれまでの4年間の治療の中で、うつに効くとされる主要な薬は全部試しており、もはや治療の選択肢がなくなってきていたからです。

ちなみに、私がうつ時代に飲んだ経験のある薬は、
ドグマチール
パキシル
ジェイゾロフト
リフレックス
サインバルタ
デパス、えとせとら

でした。まだあったと思いますが、もはや記憶にないですね。これだけ飲んで効かないのであれば、もう何飲んでもダメなんだろうな、っていう諦めめいた感情にさいなまれていたので、双極性障害という新たな病名とともに新たな薬の選択肢が広がり、「まだ治療の余地があるかもしれない!」という希望が持てました。これは人によって感じ方が変わると思いますね。



では次、最後です。



④不治の病と一生付き合うことを覚悟した

うつ病って、一応不治の病とは言われないじゃないですか、実質どうかは人によるでしょうし。

双極性障害は、諸説あるとは思いますが、一応今のところ治らない病気とされているんですよね。そのことを覚悟しなければならないところが多少辛かったです。

合う薬が見つかったらそれを一生飲み続ければ症状を抑えて生きていくことは可能なんですが、とにかく、双極性障害になる前の状態に戻ることは現実的に難しいということを認める必要がありまして、それはまだ20歳やそこらの私にはきつかったかな。いや、年齢関係ないか。



以上、うつから双極性障害に診断が変わってから変化したことを4つ紹介しました。


双極性障害関係の方、どう思われたでしょうか。人によっては「それはあるあるだよね」「それは私の場合は違った」などといった感想を持たれたかと思います。

双極性障害関係ではない方、この文章を読まれてどう思われたでしょうか。あくまでも本記事に書かれているのは私の経験なので双極性障害の人皆に当てはまる訳ではありませんが、とにかく長い時間をかけて病気と向き合っていかないといけないものなんだ、という雰囲気だけでも覚えてもらえたら、良いのではないかと思いますね。



さて、お後がよろしいかな?


よろしいよね、有無を言わさずよろしい!


以上です!読んで下さりありがとうございました。