双極バラエティ

こんにちは。双極性障害Ⅱ型の33歳男が日常をくだらないテイストで綴っていくブログです。

マライアの写真にいちゃもん付ける資格、テレビにあるかい?

私は普段あまりテレビを見ないのですが、今は実家に住んでいて、朝に親がテレビをつけるので、その際一緒に見ないこともないです。

 

で、今日、ある日本の情報バラエティ番組で、個人的に「これはおかしいだろ!」という報道があったので、ご紹介します。

 

 

まず、その番組では、歌手のマライア・キャリーがあるアメリカの雑誌の表紙に載ったことにつけて、「このマライアの表紙写真は、どう見ても修正が入っているじゃないか。本物はこんなにやせてないよね。」ということを報道したんですね。(アメリカで報道された同内容のニュースを取り上げる形でした。)

 

それを見た私がまず思ったのは、

 

「で?」

 

でした。

 

「修正してるから、何? 何か悪いかい?」と思いました。

 

 

そのままその話題は続き、具体的にはそうは言わなかったものの、実質的に「マライア・キャリーは自分の太った体型をごまかしたよね?」という悪いイメージを伝える内容で終始一貫していました。

 

 

この報道を見て、私はかなりトサカに来ました。

 

 

おかしいと思うところは色々あります。

 

例えば、「芸能人・モデルなんて、写真修正しまくってるじゃん、どうしてマライアだけそんなに言われなきゃいけないの?」とか、「直接は言わないけど太っていることを遠回しにバカにしてるでしょ?」とか。

 

 

 

ただ、今回一番強く思ったのは、「そもそもマライアが写真を修正することになった要因は、あなたらのようなマスメディアにあるっていうことを少しでも理解してるかい?」ってことなんです。

(以後、マライアの写真は実際に修正されたという前提で話を進めていきます。)

 

 

 

雑誌の編集者側が望んだのか、マライア自身が望んだのか、あるいは両方かは知りませんが、いずれにせよ、このままの体型では載せられないという考えのもとで「やせの修正」が入った訳ですよね。

 

で、「やせてる体型の人の写真じゃないと基本的に雑誌の表紙はダメ」「やせてるのが良い」という強烈なスタンダードを作ってきたのは、あなたらマスメディアでしょ? 何、自分らは関係ないみたいな顔してマライアの写真修正に文句つけてんの?って私は思ったのです。

 

 

 

現代においては、何が美人でどんな体型が良くて、という基準はあくまでテレビや雑誌などのメディアが作り出すものですよね。

 

今の美人と50年前の美人は違います。 結局、時代によってその基準が影響力のあるメディアによって作られている、これはどう考えてもそうでしょう。

 

それで今、少なくともアメリカと日本のメディアにおいては、ある人を美人だと認める条件に「ある程度やせていること」がありますよね。暗黙に、ですが、明らかに、そして根深く。メディアがその基準を作ったからこそ、今回マライアの写真はその基準に寄せる形で修正されることになったのです。

 

なのに、その基準を作った日米のメディアが、「修正してごまかしてるよね」「修正はズルだよね」って文句つける資格、あるかい? あなたらが作ってきたその基準がなければ、修正は恐らく入らなかったんだよ? と思ったのです。

 

 

 

もちろん、その番組にたまたま出ていた人たちやその製作陣が、「美人の基準」を全て作った訳ではないです。本件の責任の所在については私には分かりません。

ある種、時代レベルで作られた基準ということを考えれば、今どの人たちにその基準を定めた責任があるか、ということを割り出すことは不可能かもしれないです。

 

ただ、メディア側として自分たちが何を言っていることになるのか、もうちょっと考えてくれ!と正直思ったよね。

 

これに関しては「報道の自由」くらいしかあんたらを擁護できる可能性ないから、と思っちゃったね。

 

 

 

この話は広げようと思えばいくらでも広げられるのですが、あんまりグダグダ言うと何が言いたいのか分からない文章になっちゃいそうだから、この辺でそろそろおしまいにします。

 

以上、たんなるグチでした!このブログはこういう回もあるからね!何でもありだから!